adidas Crazylight Boost 2.5 レビュー

ものすごい個人評価ですがCLB 2が個人的にはとても大当たりだったんで、買ってみました2.5。ということで、今回はCLB 2.5(長いからもうこれで)をレビューしてみたいと思います。

シューズ的には大幅リファインされた様なモデルでは無いので大きな変化は無いでしょうが、何かの知識の肥やしになれば。

ちなみに今回はHyperliveの時みたいにソール周りの変更はないので、今回も割愛します。
何卒ご了承の程。


今回選んだカラーは”North Star”。Andrew Wiggins PEカラーです。
全体的に鮮やかなブルーで、中足分はブルーからブラックへのグラデ、ヒールカウンターは強烈でありながら主張が強すぎる事は無いシルバー、とWolvesメインカラーな一足。

…本当は”Cargo”をレビューするはずだったんですが、何分サイズが合わず今回買い直したという経緯も有りまして…。その辺りは後ほど…。
でもこのカラーももちろん気に入って購入してますし、特殊マテリアルではないベースモデルをレビューできることになったとポジティブに捉えてます!(Cargoはスウェード調のアッパーなので)

http://weartesters.com/wp-content/uploads/2016/02/adidas-and-James-Harden-Debuts-the-adidas-Crazylight-Boost-2.5-Cargo-Edition-2.jpg

さて、では開口一番そのサイズのついてから初めて見ようと思います。
冒頭でも触れた様にこのシューズ自体は大幅なリファインがあったモデルではなく、アッパーやフィッティングの変更のみの認識でした。
ソール周りは全く変わってないので、サイズも同じでいけるだろう、と。
で、国内価格より海外から入れたほうがコスト的には安かった(このブログ自体、続けるだけ赤字なので…)ので、マイサイズを海外から購入したのですが、届いて履いたらあらびっくり。ずいぶん大きいじゃないですか…。
というわけでハーフダウンを購入直した、というわけです。

もしかしたら国内サイズとグローバルサイズで若干の差があるのかもしれないので、結局は”要試着”ですね…。1足分の勉強代でした…。

左はCLB 2の26.5、右は26.0。
あれ?右の方が若干大きい…。

さて、ゴネるのはこの編にして、シューズ本体を見てってみましょう。
CLB 2からの変更は上でも触れた様にアッパーとフィッティング周りです。
アッパーのベース自体は前作同様Prime Knitですが、中速部を見てわかる通り2.5では厚めに変更されました。
アウトサイドから前足部にかけては切り返しでもう1枚メッシュレイヤーを追加し、メッシュの下にはスリーストライプがちらり。
このメッシュはLillard 2のインサイドのメッシュと同じかと。

少し厚めにはなりましたけど、フレキシブルな特性はスポイルされてないので相変わらずの履き易さ。

スリーストライプがチラリ。
ということで、根本は”CLB 2を補強する”というのがメインかと。
CLB 2自体がフレキシブルで薄いアッパーな半面どうしても剛性不足だったので、厚くする・レイヤーを重ねる事でこの弱点を克服してみました!ということかと。

実際履いた感じ、サイドステップを踏んだ時や切り返しの時にCLB 2で感じた「ぐにゃ」っという感じが大分収まっていて、不安感は少なくなりました。
ここ最近のadidasシューズはグリップも良好になってきてるので、余計にこの補強は効いてる様に感じます。

あと、すごい細かい事ですけど、インソールはいつものツルスベですがアッパーの厚みのおかげか、CLB 2に比べて足が滑りづらく遊びにくくなりました。地味に嬉しい。


サイドからのシルエットはあまり変わらないですが、タンも少し厚めに変わってます。
CLB 2でも特別レーストップが食い込んで痛いということは無かったですけど。

シルエットは相変わらず。
自分は好みです。
シューレースも平紐から丸紐に。
前作の平紐はあまり伸びないレースタイプの紐で結構カッチリでしたが、丸紐になったことで、足当たりは少し柔らかくなりました。
そして見た目でも変わったレースパターンですが、CLB 2の直線的な物から初代Crazyquickの様に斜めに。
シューレスホールは前作同様出口の付近で縫い付けられてるので、Flight Webの様な連動して直接的にフィッティングに影響を与える物ではないです。

で、肝心のロックダウンですが、 CLB 2と比べると若干絞め辛くなったかなと感じました。
おそらくアッパーの柔らかさ・厚さの影響かと。
必要十分に絞め込むことはできるので問題はないですが、少しだけ気になった部分です。


アッパー構造も若干変更され、CLB 2のようにアンクル部分が一体化してるわけではなく、アッパー自体が1枚になって全体を巻き込む方式に。
重なってる部分の一番下は縫い付けられてて、ちょっと足入れ辛い…。

一番下が縫い付けられてる…。
アウトソールのパターンは相変わらずで、グリップも良好です。


最後に重量。
26.0cmで363g。おそらく26.5cmで測るとCLB 2比ちょっと重くなってますね。
ただ、重心が低い & フレキシブル & ダイレクトな接地感で、実重量よりやはり軽く感じます。


というわけ、以下の様に評価してみようと思います。

フィット … 8/10
グリップ … 9/10
ベンチレーション … 7/10
クッション … 9/10
コスパ … 7/10
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ALL … 40/50

レースが締め上げ辛い & マテリアルは厚くなったので、フィット/ベンチレーションの項目で1点原点しました。が、相変わらず自分の中では高評価な靴です。
前足部のadiprine+は、人によっては物足りなく感じる部分なのでここは賛否別れると思いますが、ダイレクトな感覚が好みの人には是非1度履いて貰いたいです。CLB 3が出る前に!

さてさて、CLB 3ももちろん購入する予定ではありますが、フルレングスBoostによって気に入っていた前足部のダイレクト感がスポイルされてしまうのかがとても気になる所。
フルレングスBoostはRose 5/6と履いてみましたが、写真で見るCLB 3はRose 6よりの厚めなBoostっぽいんですよね…。
うーん…。

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