Nike Lebron Soldier 10 EP レビュー

やっぱり自分はSoldierの方がしっくり来るなぁ〜…。

さて、冒頭がつぶやきから始まりましたが、今回はLebron Soldier 10 EPを見ていきます！
購入してから大分時間が経ってしまいました…。他のシューズのリリースと重なってしまい、後回し後回しにしていたらいつの間にかこんなに期間が…。
まぁその分しっかり履けた！ということで…。

Lebron 13のレビューでも書きましたが、本シグはどうもあのポッドの感触に馴染めず…。

それに比べて、Soldierシリーズ(まだ2作目ですが)は癖が無く本当に履きやすいなーと個人的には感じてます。

Lebron 14は更にフラットなソール形状になってましたし、直近ではI.Thomasも履いてたのでもしかしたらガードでも履けるかも？と期待してますが、もう少し様子見になりそうです。

…と、ちょっと本題からズレてしまいましたが、Soldierシリーズは相変わらず守備範囲の広いシューズで、相変わらずどんなポジションの方にもおすすめ出来るシューズに仕上がってます！ただ、”フィットすれば！”という注釈が付きますが…。

では早速。

今回選んだカラーウェイは”Triple Black”。真っ黒けっけ。

最近白基調のシューズを購入することが多かったので、今回はあえてシックに！(地味すぎて写真映りが悪いということは考えてませんでした…。)

まず構造ですが、見ての通りブーティ。
”３層のフォームとテキスタイルアッパー”とのことで…ん？3層？？
1層目はブーティのウレタン、2層目はパンチングの入ったウレタン…な気がするんですけど…。この辺りはもしかしたら自分の勉強不足かもしれませんので、追求はご勘弁を…。

ブーティー故、足入れのし辛さは相変わらずですが、開口部は広く取られてるので、割りかし履きやすい方かと。(それでもヒールカップを潰してしまわないかヒヤヒヤしてますが…。)

足入れ時のアッパーが密着する感じであったり、サイズ感はSodier 9 EPとほとんど変わらない感触ですが、ロックダウンの差によるフィット感の違いが今作の分かれ目かと。

ロックダウン自体は決して悪くないです。
3箇所のベルトは最適な位置に設置されており、ベルトが無い位置はちょっと弱めながらも切り返しなどで剛性不足を感じることもなく、押さえ込みに不満は少ないかと。
(むしろ3箇所のベルトだけでこれ程のフィット感・剛性感を生み出していることが本当に凄いです。)
ちなみに足首周りのベルトはラバーで伸縮性がありますが、中足部・前足部のベルトはナイロン地材でかなりがっしり。

”フィットすれば”と注釈を入れたのはこの辺り故で、そもそも足入れ時点で内部にスペースが有るようだと、構造故最適なフィットを得ることが難しいですので、サイズの見直しorシューズ自体の再検討が必要になるかと。
Soldier 9に比べるとやはり調整幅は狭めです。

インサイド

アウトサイド
地味にミッドソールまで面ファスナーが伸びてるんですよね。
そういえば面ファスナーが効かなくなったらどうなるんだろう…。

ベルトを全て展開した状態
(だから何？)

細かい部分にモチーフが隠されてるんですよね。
隠れミッキー的な。

シルエットから分かる通り、今作はモロハイカットに。
上では踝下のフィット感にしか触れてませんでしたが、踝上もやはり良いですよ。
特に踝付近のパディングにより素晴らしい密着感。
ただ構造故、踵周りは少し心もとないです。

それ故の”ガッシリ感”があり、パワープレイもガンガン行ける印象。…なんですが、個人的には地味なマイナスポイントに。
と言うのは、自分のパワー・体格の問題でも有るんですけど、”ガッシリ”が故に素早い動きが若干し辛いんですよね…。(貧弱足…。)
足首の可動域がどうしても狭くなり、動き出すのにパワーを使う感覚。
パワープレイヤーであれば何の気無しにガンガン踏んで振り回せるんでしょうけど、個人的にはこのあたり前作の”ギリミッドカット”の方が動きやすく好みでした。
まぁ、あのLebronが履くシューズなんで、デザイン的にこうなるのは致し方ないでしょうが…。
もしかして、前作はガードからセンターまで幅広く履かれていたのに対し、今作はビッグマンの方が着用者が多いのはこういった理由からですかね？
(ちなみに自分はNate Robinsonが履いてるのを見て買ってみたのですが、参考にしたのが間違いでした…。)

踝周りのパディング。
Nikeのパディングはよく考えられてるなーと。

上で”パワープレイ”が云々江陵言ってますが、肝心の剛性はというと…もちろん不満なし！
パンチングされてるフォームが少し厚めなこともあり、かなりしっかり。
これが”ストラップ3箇所のシューズ”と考えると、本当に驚愕モノです。
しっかりしたアッパーもそうですが、ベルトが最適な位置に配されてるというのも効果が大きいです。

パンチングされたフォーム。
結構厚めですけど、屈曲性は決して悪く無いですよ。

裏からのシルエット。
Curry 2程とは言わないですが、結構細身です。

ミッドソールはファイロン＋前後Zoom Airの組み合わせで前作共通。
前作比ヒールのエアバッグが少し大きくなった＆アウトソールにエアバッグが浮き出てる構造故か、今作はエアの特性を感じやすい。

少し厚めながらフロアの感覚は掴みやすく良好な感触なんですが、やっぱり個人的にはアウトソールは膨らんでいて貰いたくないなと…。
特にフォアフットのエアバッグの境目がちょっと煩わしく感じてしまいます。
これまた個人的好みですね。

アウトソールのパターンは大小のブロックを敷き詰めた構造で、大きなブロックの中心にはノジュールが配置されてます。
トラクションは前作と同等くらいで、そこそこ粘る感触。
トランスルーセントのモデルはあまり評判良く無い様なので、ソリッドだけかもしれないですが…。

アウトソールのパターン。
ブロックが敷き詰められたパターン。
ラバーは柔らかめです。

パターンの拡大図。
ブロック内部にも文字が書かれてる結構凝った仕様。

重量は26.5cmで406g。
前作とほぼ同じ重さですが、前作のほうが体感的に少し軽く感じます。
フィット・動きやすさの差ですかね。

ということで、以下の様に評価してみようと思います。

フィット … 7/10

グリップ … 6/10

ベンチレーション … 6/10

クッション … 10/10

コスパ …  7/10

-----------------

ALL … 34/50

相変わらずSoldierシリーズは癖がなく履きやすいモデルだなーと。
いや、ロックダウンは癖があるのかｗいや、でもフィット感は癖がなく…(どっち）
どちらにしても”ストラップだけで成り立つ”というマイルストーン的なモデルということは間違いなく、現状は足型の自由度が狭いですが、今後のモデルでこの問題をクリアできれば”紐なんて必要無い世界”が近く来るのかなーなんて期待出来るのかなと。(まぁあくまでLebronのモデルなので、その可能性は薄いですが…。)

それはさておき、本シグの影響を少なからず受けるモデルで、Lebron 14を見る限りロックダウンはミッドカットチックなので自作も地味に期待してます。
またPOデビューですかね？？(本シグのEliteでシリーズを終えてもらいたいと言うのがNikeの思うところでしょうが…。)