Jordan Spike Forty PE レビュー

用法用量は守って、正しく使用しましょう。

さて、今回はちょっと変わったモデルを見てみようかと。
まぁタイトルにある通り ”Jordan Air Spike Forty PE”なわけなんですけど、個人的にはリリースされた時に地味に気になっていたモデルだったり。

と言うのは”NBA 2K16”のMyCareerモードで初めてもらえるシグネチャーシューズとして登場するのがこのSpike Forty。
ゲームで見た時はまだリリースされる前だったので「何だこの靴!?」だったわけですけど、本当に発売された時は正直びっくりしましたw

まぁMyCareerのストーリーをSpike Lee監督が監修してる事から登場させたという所でしょうか。
このシューズのネーミングは、自身の映画製作会社40 ACRES AND A MULE FILMWORKSから取ったものでしょうかね?詳しくはよう分からんです。(雑)

では早速。
今回見てみるカラーウェイは”Knicks”。
チームカラーのロイヤルブルーをメインに、随所に散りばめられたオレンジがアクセント。
自身がNew York Knicksの大ファン故のカラーリングかと。


最初に書いておきますが、黒タグにも書いてある通りNike的にこのシューズは”カジュアルシューズ”扱いで、バスケ用途を謳ってないです。(という意味での冒頭の一行。)
ただ、敢えてバスケで使用してみます!
そしてマイキャラクターはこのシューズを履いて素晴らしいプレイの数々を…失礼しました。
というわけでもう一度書いておきますが、「用法用量を守って正しく使用しましょう。」このシューズでプレイして怪我をしても、当方責任持てないです…。(そもそもそこまで売れてる?&履いてる人を見ないので、何ら問題無いとは思いますが…。)

さてさて、まずですが色々調べた所このシューズはどうやら”Air Jordan 5”をベースとしている模様です。(以前も書きましたが、過去のJordanモデルはあまり詳しく無いので、間違ってたらすみません。)

確かにシューレースホールの形状であったりトランスルーセントのアウトソールだったり、モチーフにしたエッセンスは感じられます。(そういえばモロにJordan 5のソール周りを使用したSpike Fortyの実物があったような…。)

…と、にわか情報は置いといて、肝心のは現物を。

構造はオーソドックスなスリッパブーティ+柔らかめのメッシュアッパーの組み合わせ。
シューレースホールと足首〜ヒール周り一体をリフレクティブ素材で補強してる以外目立った装飾等は無く、この辺り”Jordan Future”的なニュアンスを自分は感じました。ちなみに、あのシューレースのモチーフは速攻で外しました。痛いので。
尚、個人的には何よりこのリフレクティブ部分が光る角度がたまらない!

アウトサイド。
特徴的なフレアはこのカラーには無いですけど、シューレースホールは確かに似てます。
インサイド。
アッパーは想像以上に柔らかかったです。
確かに街履きに良さそう…。
写真に納め辛く、ちょっと分かり難いかもしれませんが、
光が入ったときの反射が本当に綺麗です。
惚れます。
で、サイジングですが、率直に”タイト”です。
縦幅はそこまでキツくないですが、横・高さがかなり窮屈で、人によってはハーフ〜ワンサイズアップまで見ないと苦しいかと。広がらないですし…。
自分はマイサイズで購入しましたが、薄めのソックスと合わせないとかなり苦しい状況で、ちょっと後悔。

あと、フィットに関してはもう1点、”ヒールカップがグニャグニャ”な事も触れておきたく。
まぁそもそも”カジュアルシューズ”ですしね…。

グニャカップ。
硬さというものが皆無です。
実際にプレイしてみた感じ、柔らかめのアッパーは思ったより剛性不足は感じず、フレキシブルで結構快適。
ただ、やはりヒールカップの柔らかさがちょっと怖いです…。
もちろん踵の押さえ込みも弱くグラッグラ。グリップが良いだけに明らかに負けます。
(怪我しそうなので、3回使うのが限度でした…。)

もう1点ウィークポイントとして、アウトリガーというアウトリガーが無く、切り返しの安定性は粗皆無。
重量級の方がおもっきり切り返そうもんなら確実に”足首をやる”でしょう…。

アウトソールのグリップは良好。かなりのものです。
パターンは変則的なヘリンボーンで、切り返しを調整して”SPIKE”・”FORTY”の文字が浮かび上がるデザインとか凝ってて個人的には結構好きです。

ミッドソールはファイロン+ヒールZoom Air。
ファイロンは結構柔らかめな”モチッ”とした感触で、フロアの感覚も掴みやすいです。
少し厚めなこともあって前述な”不安定”が誘発しやすい訳ですが、個人的にはクッションに関しては不満無しです。

アウトソールの全体図。
パターンの拡大図。
パット見はただのヘリンボーンの組み合わせですが…
角度によって浮かび上がる”SPIKE”・”FORTY”の文字が格好良い!
重量は26.5cmで380g。
あれ、Hyperdunk 2016より軽い…。
まぁ”カジュアルシューズ”ですし!


ということで、以下の様に評価してみます。

フィット …  5/10
グリップ … 8/10
ベンチレーション … 8/10
クッション … 7/10
コスパ … 5/10
-----------------
ALL … 33/50

ヒール周りと安定感さえなんとかなれば、割りと普通に使えます。なんとかすれば。
まぁ”カジュアルシューズに何を求めてんだ”と言われればそこまでですが…。

大事なことなので3回目、”用法用量を守って正しくお使い下さい。”
あくまで自己責任で!

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