asics GELBURST 21 GE レビュー

さて、先日のオーバーオールで着用するモデルの選考をした訳ですが…初っ端関係無いモデルからレビューしてみようと思います!

というわけで、今回はasicsの”GELBURST 21 GE”をレビューしてみようと思います。

というのも、久々にasicsのプロダクトが欲しくなり…。しかもビジュアルで!
どうですか?格好良くないですか?(押し付けがましい…)

asicsのバスケットボールシューズラインは、時々海外メーカーにデザインで負けてないモデルが出てくる気がするんですよねー。NAKEDシリーズやGELLEGENDシリーズ然り。
その中でも特に”真面目”なBURSTシリーズにこのカラーウェイが投入された辺りに地味に興奮が。
ちなみに”GE”とは”Graphic Edition”の略とのこと。
このGEモデルは8月リリース予定のモデルを含めて現時点で4色展開。
その中で今回選んだのは、黒ベースにライトブルーのアウトソールを施したモデル。
個人的にはペイントを落としたようなライニングのカラーが’お気に入りです。
(ちなみに、撮影後にライトブルーのシューレースに変えました。だったそっちの方が格好良いんですもん。)


さて、まずフィット感。
アッパーは格子状のレイヤーが入ったシンセティックレザー、内部はオーソドックスなスリッパブーティ。

最近のモデルに比べてシュータンが付け根から肉厚で、最近の薄タン・ダイレクトなロックダウンに慣れてると最初はちょっと物足りないかもしれないですが、足が慣れてくると直にシューレースが当たるようなストレスが無い厚タンもやっぱ良いですねー。

格子状レイヤーなアッパーは、履き始めが少し硬めながらも熟れてくれば非常にフレキシブル。
熟れても切り返し等で剛性不足を感じない相変わらずの質実剛健さは流石の安心感。

アウトサイド。
ライトブルーがいい味出してると個人的には思ってます!個人的には!
インサイド。
タイガーストライプも無いシンプルさ。
スリッパブーティ。
それよりもライニンの派手さ。
サイジングですが、自分はハーフダウンでジャストフィットでした。
ここ最近asicsのプロダクトを購入してなかったのですが、日本向けラストではハーフダウンが個人的には良い感じ。(やっぱり足が縮んでるんですかね…。でも海外向けはやっぱり26.5がジャストだしなぁ…。)
ただBURSTシリーズはプロダクトの中でも”ラスト細め”に部類するので、「少しゆとりが欲しいなぁー」な方はマイサイズでも良いかと。
自分は縦寸が許容出来なかったのでハーフダウンにしましたが、横幅は”ギリ”です。

踵の収まり・掴みは流石”日本人足に最適化”かと。
外付けのヒールカウンターも相まって本当にブレが少ない。
パディング等が豪華…という訳じゃなく、最適な位置に配されたパッドとヒールカップのサイジングが肝かと。

シルエットは全体的に細め。
ただ極端に狭すぎるという事は無いかと。
ヒール周り。
外側の方が若干高めのヒールカウンター。

ヒールのパディングは必要最小限ながら、収まりはやっぱ良いです。
ミッドソールは従来通り(相変わらず)SPEVAベース + ヒールにT-GELの組み合わせ。
奥さん!ミッドソールにスペックルが入ってますよ!
asicsにスペックルですよ!!

それはさて置き、一向に変わらないこの組み合わせ、そろそろ色々挑戦して欲しいなぁーと感じる今日此の頃…。
”変わらないから良い”、確かにそれももちろん素晴らしい事だとは思うんですけど、それにしてもチャレンジが少なすぎて他ブランドに比べて一歩魅力に欠ける所。
他ブランドはあれやこれやプレイヤー体験を向上する為に色々手を入れてるのを見るので、国内ブランドなasicsも是非力を入れて欲しいなーと。
(ランニングモデルはファブリックアッパー採用したり色々頑張ってるじゃないですか。それを少しフィードバックしてみたり…。まぁ国内のプレイ人口&シェアからすると難しいかもしれないですが…。)

はい、ちょっと話が逸れましたけど重要なのは”踏み心地”ですね。
ソール周りは前作のGELBURST 20thからリファイン。
体感的には他のウレタン系マテリアルの中でも”割と硬め”。
かなりしっかりフロアを感じるので個人的には割と好みなんですけど、人によっては”クッション性が乏しい”になる部分かと。他の方の意見を見る・聞くとこの辺が一番の評価の分かれ目になってる感じがします。
特にBURSTシリーズはラインナップの中でも”硬い”感覚なので、これだけでNGな人はいるかと…。
(体感的にHOOPの方が柔らかいです。マテリアル的には一緒なんですけど…。)
ただ反面他には無い硬さなので”ドンピシャ”な人がリピートしてるのも頷けはなく。

スペックルが入るだけで一気に小洒落垢抜けた感!
バランスは”弱前傾”。
後〜中足部にかけて配されてるシャンクプレートのお陰で全体の繋がりは良く、足に遅れること無く靴底が付いてくる感覚。セールスポイントの”スピードモデル”と言うのは偽り無いかと。
ただクッションの硬さも有るので、もう少しだけヒール側下げてくれた方が安定感が増して良い感じが個人的にはするんですけど、どうでしょう…。(年取ったからかなぁ…)
それかトレッドをもう少し広げて頂ければ…。

もう1点のセールスポイント”クイックネス”を支えるアウトソールのNCラバーは相変わらずの素晴らしい仕上がり。
独特の粘りつく様なトラクションはやっぱり他ブランドより一歩抜きん出てる、一番の武器と思います。(感覚的に一番近いのはadidasに採用されてるContinental製ラバー。)
久々に履くと止まりすぎて怖い位(アウトリガーも無いので、そのまま”グキッ”と行きそうになります。)ですけど、”止まれる/流れない”ってやっぱり安心です。

アウトソール全体。
やっぱこのラバー、素晴らしいです。
パターンは複雑過ぎて…。
いや、効くんです。抜群に。
重量は26.0cmで372g。
Kyrie 3やRose 7より軽く、十分に軽量な部類かと。
カットの低い”Z”は更に軽い筈。(Zも買ってしまいそう…。)


ということで、以下の様に評価してみようと思います。

フィット … 9/10
グリップ … 9/10
ベンチレーション … 8/10
クッション … 7/10
コスパ … 8/10
-----------------
ALL … 41/50

相変わらず良いバッシュ。

ただ1点だけ、個人的にはリファインされる前のソール周りの方が前後の繋がりのフィーリングが良かった様に感じたんですよね。
まぁ、このあたり好みの問題でも有るでしょうし致命的でも無いですし。

全体的なパフォーマンスとしてはやはり高いので、自分の中では相変わらず”保険”なプロダクトです。

コメント

  1. GEとZで迷った挙句、ローカットを試してみたくてZを購入しましたが
    こちらを見てGEも買ってしまいそうです…
    ヒールのホールド具合はやはりミッドカットに一日の長ありですよね…
    うーん…嫁に内緒でこっそり…(笑)

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