NIke Zoom Assertion レビュー

一応今シーズンモデル！(まぁ、こんなローエンドモデルのレビューに誰が興味があるのかって話ではありますが…。)

というわけで、今回は”Nike Zoom Assertion”をレビューしてみようと思います。
このシューズは、先月行われた「Clutch Bucket東京」で生Kyrieを見れなかった悔しさからヤケで 試着時点で「あれ？これはもしや…」という引っ掛かりがあって購入したシューズ。
さて、どんなシューズなんでしょう？
…というか、見た目で既にお気づきかもしれませんが、恐らくKyrie 3がベース。
果たして！

カラーはWhiteｘGlacier Buleという薄めのブルー。(氷河ブルーというらしい)
なんかスッキリしてて割と好きです。

構造はハーフスリーブにメッシュアッパーを重ねたもの。
下２段のレースポイントは、Kyrie 3の様に切り替えした別マテリアルのアッパー＋Flywierによるロックダウン。
切り返しのアッパーは触った感じEMっぽいですかね？ファブリックな素材。Kyrie ３の様にシリコン状のネットは入ってないです。

サイズ感はKyrie 3より少し小さ目。
それでも若干自分には広めでは有りますけど、Kyrie 3の様に広すぎる訳で無くあくまで自然に足が広がるレベル。
捨て寸含めて自分はマイサイズで大丈夫でした。

アウトサイド。
どう見てもKyrie 3にしか見えない…。

インサイド。
スウッシュをホワイトアウトさせてるのが割と好み。

切り返し部分。
各ホールにFlywier１本ずつ。

フィット感はそこそこ良好。
特にヒール周りの収まり・掴みはエントリーモデルの”Zoom”シリーズの中で一番良いかと。
甲部分のロックダウンもきっちり絞め上がるので良いのですが、コストカットかレースホールにハトメが有るわけじゃないので切れないか心配。
５回使用した現時点で少し伸びてる様な…。
フォアフットのロックダウンはKyrie 3同様直接Flywierを締め上げる構造。
ここが一番好き嫌いが別れる部分だと思いますので、事前フィッティングの程。

ハーフスリーブ。

ヒール周りは良い感じです。

地味に嬉しいポイントですが、インサートにロゴ無し。
あっても速攻で剥がれるので…。

ミッドソールはファイロン ＋ Zoom Airの組み合わせ。
Kyrieシリーズの様にフォアフット起点で動くな造形になってます。もちろん”美味しいエリア”も有り。(美味しいエリアは粗Kyrie 3と同じです。)

唯一違うのはZoom Airがフォアフットに搭載されている事。
これ、個人的には有りだと思うんです。
Kyrie 2・３でも思ってたのですが、フォアフットで”素早く動く”にZoom Airを利用すれば相乗効果で良いのでは？と考えた次第。(まぁ自身のシューズはフルレングスZoomらしいですが…。)
この辺り、自分の様な考えと「グラつく部分にAirなんて入れて更に不安定にしてどうするんだ！」という考えで評価の別れ処かと。

個人体感ではこちらの方が高く飛べてる気がしてます。(あくまで体感です…。元がヤクルトジャンプなので…。)

ベースのファイロンはKyrie 3比少しだけ柔らかく感じます。可もなく不可もなく。
(ヒール重視な方には若干物足りないかも知れないですが。)

フォアフットの膨らみを上手く撮りたいのに撮れない…の図。

このシューズの最大の欠点、それは”止まれない”事。
割と本気でNikeさんに「どうしてこのパターンにしたのか！」と問い詰めたい所…。

パターンは基本横一直線のラインに細い/太いのコントラストを付けてヘリンボーンを形成…してるんですが、根本的に「横一直線のライン」というのが頂けない。
縦方向のストップに対してはそこそこトラクションが掛かるのですが、横方向の切り返し時にスパッと抜けてしまう。これが致命的。
特に”フォアフットを起点とした高速切り返し”の生命線が生きないというなんとも残念仕様…。(しかも湿気たんまりな夏にこれなので、冬の埃が浮いたフロアだと…。)

これならKyrie 1の様に「普通のヘリンボーン」を敷き詰めて貰った方がよっぽど良かったかと…。

アウトソール全体。
パターンのコントラストでヘリンボーンパターンを作ってます。

パターン拡大。
寧ろ普通にヘリンボーンで良かった…。

重量は26.5cmで314g。
Kyrie 3と比べて60g程軽いです。(もう少し重くても問題無いので、アウトソールを…)

ということで、以下の様に評価してみようと思います。

フィット … 8/10

グリップ … 5/10

ベンチレーション … 8/10

クッション … 6/10

コスパ … 7/10

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ALL … 34/50

ぶっちゃけ「Kyrieのテイクダウンシグモデルです。」と言われたら「あ、そうなんですか。」と言えるコンセプトのモデル。

トラクションだけが本当に残念ですけど、格安でKyrieシリーズのエッセンスを感じられるモデルが出来たというのは個人的には喜ばしく。

”テイクダウン”と銘打ってもいいので出来ればシリーズ継続して欲しい所ですが、どうでしょう？Nikeさん。(Zoom Evidenceすら続いてないですし…。)

それはそうとトレード話で持ち切りなKyrie、本当に頑張って欲しいです。

何処に言っても活躍できる力を持ってる筈なので、クリッパーズに行ったとしても応援します！(むしろここ迄話がで大きくなってCAVS残留が居辛いだろうな…。)