自分にとってのルーツの一人はやはりD.Roseなんです。(もう一人はKobeです。)
彼が居なければバスケを再開することも無かったですし、バスケに真剣に向き合う上で必要なツールであるバッシュに興味を持ち、こういった形の探求を開始する事も有りませんでした。
そして今、数多有るバッシュを履いた上で自分の求めるシューズを明確に出来、その上で更にバスケに打ち込めるに至れた事、本当に感謝しています。
彼のキャリアは文字通り本当に茨の道。(薔薇だけに)
MVP受賞の次のシーズンから連続する怪我に悩まされ、なかなか思ったプレイもできず。
それに伴いチームの放出対象として転々とする日々。一時は解雇になりプレイ機会を失い掛けた事もありますし、これらが募って引退を仄めかした事もありました。
これらのフラストレーションやストレスというのは本当に想像を絶するものだと思うんです。最高峰のリーグで一時はスターダムを駆け上がったからこそ、そして真摯にバスケに向き合い続けたからこそ余計に。
これらの不遇にも負けず、今尚立ち上がり戦い続けてる姿勢に心から尊敬してますし、これらからも応援して行きたいなと強く思います!
…と、なんかRoseへのポエムで終わってしまいそうな冒頭になってしまいましたが、本題は違うんです!
というわけで、今回は”D Rose 7 Low”をレビューしてみようと思います。
このモデル、どうしても履きたかった1足で金欠になりながら入手してしまい、マジで窮地に追い込まれましたw。そこまでしても履きたかったw。
個人的に「あの良かったRose 7のLowカット版とか、最強じゃね?」とか思ってしまい、試したくてずっとウズウズしてた訳です。まぁ結論から言ってしまえば「そこまで甘くない…」だったんですけどね…。
それでは早速!
凄くちなみに。Roseナンバリングのローカットモデルがリリースされるのは”D Rose 3.5”以来。
そこからこのモデルまでの間”Englewood(シカゴの地名:出身地)”シリーズとして実質的なローカットモデルがリリースされてきましたが、恐らくセールスやRoseのプレイ状況も加味して考えてナンバリングモデルでのローカットはこのモデルが最後になるんじゃないかなと…。そういった面でも履いておきたかったシューズなんですよね…。
はい、そういうのはさておき、今回選んだカラーはブラックxレッドなBullsカラー。
このカラーの他にもNicks的なカラー等も有りましたが、自分にとってのRoseは未だに・永遠に”Chicagoの#1”なんです。
さてさてまず外観。
当たり前ですけど、Rose 7のモチーフとなってる「カラー」はこのローカットモデルには搭載されず。
まぁローカットである以上根本的に搭載不可能な訳なんですけど、できればもう少し工夫が見えたら嬉しかったかなぁーと。(Englewoodシリーズはこのあたりベースモデルの落とし込みが上手く見えるんですよね。)
その他に関してはしっかり”D Rose 7”してるなーと感じます。
当たり前ですけどソール周りやヒールカウンターもそのまま用いられてますし、アッパーの素材感もそのまま。
違いは全体的にレースホールの仕様。特に下段2つ。
このモデルではHarden Vol.1のように入り口と出口の違う2つのホールを用いた通し方になってます。
国内で展開しなかったので海外から取り寄せたわけですが、国外モデルらしく幅は結構タイト目。(あ…れ?もしかしてadidasもアジアモデルでラスト直してるのかも、と感じた瞬間でした…。でもよく考えるとRose 7は少し余裕有ったものの、国内正規で買ったRose 8は幅狭かったのでadidasは本当に良く分からない…。)
サイジングは上でも書いた通り細足な自分でも横幅が結構タイトに感じるので、ハーフアップ 〜 ワンサイズアップまで見たほうが良いかもしれません。(と言ってもわざわざ海外から引っ張る人がそこまでいるのか?という疑問は有りますが…。)
構造はアッパーメッシュ+ハーフスリーブ。
この当たり国内のドキュメントが余り期待出来ないので詳細不明確ですが、タン部分のみRose 7と同じGeofitと思われます。隆起してるパターンもシッカリ継承。
レースアップはハイカットモデルより遥かにし易いです。これはシューレースによるかと。
ハイカットモデルは太く固めの丸紐が用いられてましたが、ローは幅狭な平紐が用いられてます。これにより各ホールの通りが良く、スルスルと締め上がります。
ただ、せっかくロックダウンし易くとも、根本的に最下段が高い位置にある構造は変わらないので、足先部分のフィット感は好みの別れ処というのは相変わらず。
個人的に気に入ったのはボリューミーなヒールパッド。
踵の納まり・引っかかりが良く、それでいて左右のヒールカウンターによるブレ防止も申し分無し。
これまで履いてきたadidasローカットモデルの中で、ヒール周りは一番良いと自分は感じました。
インソールも共通のペラペラ・ツルツルソール。
まぁぶっちゃけそれは良いんです。
ただ個人的に一番解せなかったのは、下の写真の通り搭載されていた”サイズ”。
「絶対にお前じゃない感」がする程大きなインソールが無理やりねじ込まれている状態で、フォアフット横やヒール部分に折れ目が付く位。
まぁ、調整すれば良いだけって話では有るんですけどね…。(悪い個体拾ったのかぁ…。)
はい、気を取り直してソール周りとトラクション。
ここに関してはクッション感やトラクションフィーリングが全く一緒なので、ハイカットの方を参照してもらえればと。
相変わらずのヒタヒタ感。
ただ、個人的に残念だった点が1点。
それは中〜後足部にかけての追従性がハイカットに比べて今一歩だった事。
シャンク特性による部分だと思ってたんですけど、ハイカットの後足部〜足首をロックしている事による”持ち上げ”効果って結構大きいんだなーと感じた次第です。
ハイカットモデルは赤のソリッドラバーだったので、裏面のシャンク部分が分かり辛かったかと。今回はクリアソールなのでとても見やすいです。
クリアソールなのにトラクションに余り差を感じないのは地味に高ポイント。
重量は26.5cmで385g。ベースモデル(ハイカット)との差は50g程ですね。
とは言えローカットにしてはやはり少し重量有る部類。Boostはやはり軽量性には向いてないかなーというのが個人的認識です。
ということで、以下の様に評価してみようと思います。
とは言え、上でも書いたとおりヒール周りはadidasローカットにしてはトップレベルなので、adidasラストがドンピシャな方は一度お試し頂くのも悪くないかもしれないです。その際はサイズにお気をつけの程。
(まぁそもそも、自分みたいにRoseラブな人間じゃないとわざわざ海外から引っ張ってまで履かれる方なんて居ないかもしれませんが…。)
彼が居なければバスケを再開することも無かったですし、バスケに真剣に向き合う上で必要なツールであるバッシュに興味を持ち、こういった形の探求を開始する事も有りませんでした。
そして今、数多有るバッシュを履いた上で自分の求めるシューズを明確に出来、その上で更にバスケに打ち込めるに至れた事、本当に感謝しています。
彼のキャリアは文字通り本当に茨の道。(薔薇だけに)
MVP受賞の次のシーズンから連続する怪我に悩まされ、なかなか思ったプレイもできず。
それに伴いチームの放出対象として転々とする日々。一時は解雇になりプレイ機会を失い掛けた事もありますし、これらが募って引退を仄めかした事もありました。
これらのフラストレーションやストレスというのは本当に想像を絶するものだと思うんです。最高峰のリーグで一時はスターダムを駆け上がったからこそ、そして真摯にバスケに向き合い続けたからこそ余計に。
これらの不遇にも負けず、今尚立ち上がり戦い続けてる姿勢に心から尊敬してますし、これらからも応援して行きたいなと強く思います!
…と、なんかRoseへのポエムで終わってしまいそうな冒頭になってしまいましたが、本題は違うんです!
というわけで、今回は”D Rose 7 Low”をレビューしてみようと思います。
このモデル、どうしても履きたかった1足で金欠になりながら入手してしまい、マジで窮地に追い込まれましたw。そこまでしても履きたかったw。
個人的に「あの良かったRose 7のLowカット版とか、最強じゃね?」とか思ってしまい、試したくてずっとウズウズしてた訳です。まぁ結論から言ってしまえば「そこまで甘くない…」だったんですけどね…。
それでは早速!
凄くちなみに。Roseナンバリングのローカットモデルがリリースされるのは”D Rose 3.5”以来。
そこからこのモデルまでの間”Englewood(シカゴの地名:出身地)”シリーズとして実質的なローカットモデルがリリースされてきましたが、恐らくセールスやRoseのプレイ状況も加味して考えてナンバリングモデルでのローカットはこのモデルが最後になるんじゃないかなと…。そういった面でも履いておきたかったシューズなんですよね…。
はい、そういうのはさておき、今回選んだカラーはブラックxレッドなBullsカラー。
このカラーの他にもNicks的なカラー等も有りましたが、自分にとってのRoseは未だに・永遠に”Chicagoの#1”なんです。
さてさてまず外観。
当たり前ですけど、Rose 7のモチーフとなってる「カラー」はこのローカットモデルには搭載されず。
まぁローカットである以上根本的に搭載不可能な訳なんですけど、できればもう少し工夫が見えたら嬉しかったかなぁーと。(Englewoodシリーズはこのあたりベースモデルの落とし込みが上手く見えるんですよね。)
その他に関してはしっかり”D Rose 7”してるなーと感じます。
当たり前ですけどソール周りやヒールカウンターもそのまま用いられてますし、アッパーの素材感もそのまま。
違いは全体的にレースホールの仕様。特に下段2つ。
このモデルではHarden Vol.1のように入り口と出口の違う2つのホールを用いた通し方になってます。
アウトサイド。 カラーこそ無いもののシッカリとRose 7と分かるディティールになってるかと。 |
インサイドも然り。 |
左右からTPUのパーツが挟み込む構造も全く一緒。 |
正面から。 親指部分の補強や、アウトサイドのストライプも踏襲してるなーと。 |
最下段/2段めのレースホールの仕様は別場所から通すタイプに。 |
サイジングは上でも書いた通り細足な自分でも横幅が結構タイトに感じるので、ハーフアップ 〜 ワンサイズアップまで見たほうが良いかもしれません。(と言ってもわざわざ海外から引っ張る人がそこまでいるのか?という疑問は有りますが…。)
構造はアッパーメッシュ+ハーフスリーブ。
この当たり国内のドキュメントが余り期待出来ないので詳細不明確ですが、タン部分のみRose 7と同じGeofitと思われます。隆起してるパターンもシッカリ継承。
レースアップはハイカットモデルより遥かにし易いです。これはシューレースによるかと。
ハイカットモデルは太く固めの丸紐が用いられてましたが、ローは幅狭な平紐が用いられてます。これにより各ホールの通りが良く、スルスルと締め上がります。
ただ、せっかくロックダウンし易くとも、根本的に最下段が高い位置にある構造は変わらないので、足先部分のフィット感は好みの別れ処というのは相変わらず。
個人的に気に入ったのはボリューミーなヒールパッド。
踵の納まり・引っかかりが良く、それでいて左右のヒールカウンターによるブレ防止も申し分無し。
これまで履いてきたadidasローカットモデルの中で、ヒール周りは一番良いと自分は感じました。
シュータンのGeofitと描かれてるパターンも共通。 |
ボリューム感のあるヒールパッド。 納まり・引っ掛かり共に良好で、この辺りは一番のお気に入りポイント。 もう一歩欲を言うならば、「カラー」によって剛性感をプラスできれば 更に押さえ込みが強かったかなーという処。 |
まぁぶっちゃけそれは良いんです。
ただ個人的に一番解せなかったのは、下の写真の通り搭載されていた”サイズ”。
「絶対にお前じゃない感」がする程大きなインソールが無理やりねじ込まれている状態で、フォアフット横やヒール部分に折れ目が付く位。
まぁ、調整すれば良いだけって話では有るんですけどね…。(悪い個体拾ったのかぁ…。)
インソール表面。 |
裏面。 パターンは全く一緒。 見て分かる折り目…。 |
「絶対にコレジャナイ感」漂うインソールの折れ目。 まともに収めようとしても物理的に無理な訳で…。 |
そもそも根本的にヒール部分が困難じゃまともなサポートなんて期待出来ない訳です。はい。 (ちなみにレビューは調整した上で出してます。) |
ここに関してはクッション感やトラクションフィーリングが全く一緒なので、ハイカットの方を参照してもらえればと。
相変わらずのヒタヒタ感。
ただ、個人的に残念だった点が1点。
それは中〜後足部にかけての追従性がハイカットに比べて今一歩だった事。
シャンク特性による部分だと思ってたんですけど、ハイカットの後足部〜足首をロックしている事による”持ち上げ”効果って結構大きいんだなーと感じた次第です。
ハイカットモデルは赤のソリッドラバーだったので、裏面のシャンク部分が分かり辛かったかと。今回はクリアソールなのでとても見やすいです。
クリアソールなのにトラクションに余り差を感じないのは地味に高ポイント。
アウトソール全体。 ミッドソール・アウトソールのパターンは全く一緒。そしてフィーリングも。 シャンクはこういった形の実装”でしたよ”という事で。 |
パターン拡大。 全く一緒の変則ヘリンボーンパターン。 相変わらずのヒタヒタ感です。 |
とは言えローカットにしてはやはり少し重量有る部類。Boostはやはり軽量性には向いてないかなーというのが個人的認識です。
ということで、以下の様に評価してみようと思います。
フィット … 7/10
グリップ … 9/10
ベンチレーション … 8/10
クッション … 7/10
コスパ … 6/10
-----------------
ALL … 37/50
”必ずしもローカットが良いとは限らない”という結論になりました。
通常版(ハイカット)が良かっただけに大分期待してたんですが、「想像よりは…」という結果になってしまいました…。
(そういえばレビューこそ書かなかったものの、Curry2 Lowも結果的にハイカットの方が好みでした。)
1つのプロダクトとして見た場合に特別不満が有るわけではないんですけど、自分の中での期待値を高く持ちすぎてしまったが為に落差が大きく写ってしまった次第です。
(履きすぎたが故のマイナス)
とは言え、上でも書いたとおりヒール周りはadidasローカットにしてはトップレベルなので、adidasラストがドンピシャな方は一度お試し頂くのも悪くないかもしれないです。その際はサイズにお気をつけの程。
(まぁそもそも、自分みたいにRoseラブな人間じゃないとわざわざ海外から引っ張ってまで履かれる方なんて居ないかもしれませんが…。)
このモデルのレビューをやっていただけるとは感無量です!
返信削除ローズがどうなるのか気を揉んでいましたが、、
プレイオフのプレーを見てホッとしました。(履いてるローズ9がバウンスなのにはガッカリですが)
このモデルが日本発売から漏れたのに気落ちしていましたが、履き口鬼狭なハイカットより魅力を感じてます。
惜しむらくはプライムニットVer.があれば良かったんですが。
この記事みたら欲しくなりましたw
>giehさん
削除いつもコメントありがとうございます!
自分もRose大好きなもんで、どうしてもこのモデルだけは避けて通れなかったんですよね…w
少しずつですが、確実に復調に向かってプレイしているRoseを見るのは本当に嬉しいです!
確かにプライムニット版があったら良いっすね!!
…ただ、adidas的にそこまでのプレミアムモデルを出すのはきついっすよね…。
Rose 9、バウンスですが個人的には楽しみにしてます!
履ける機会が作れたら、また投稿しますね!!