Nike PG 1 EP レビュー

遂にP.George初のシグネチャー、”PG 1”がリリースされましたね!待ってました!
指折り数えてたのに1stカラーを買い逃すという大失態を犯しましたが、2ndカラーはなんとかゲット出来ました!
(Pacersのテーマカラーな事もあり、PG自体の着用回数も多いので結果オーライ!) 

というわけで、今回は”PG 1 EP”をレビューしてみようと思います。 
いやー瞬殺でしたね。現在時点カタログから消えてしまいました…。 
転売屋のせいでは無い事を願ってます…。
では早速。

上でも書いたとおり、今回のカラーウェイは2nd(厳密には3rd?)リリースの”Ferocity”。
Pacersメインカラーのブルーを基本に、バイオレットやイエローの差し色がGoodです。


 SZOKさん(すみません。コンタクトの取り方が分からず、許可得ないままの引用となってしまいました;)でも取り上げられていた、"10 Things To Know About The PG 1”と照らし合わせながら見てみようと思います。
ココで触れられてる内容が本当にドンピシャリなので!

まずは外観ですが、スリーブメインにインサイドの踝〜アウトサイドの中足部までをヌバック的なアッパーを重ねて補強してるという構造。
スリーブは殆どが柔らかめメッシュ。
フォアフットにはストラップが配され、スリーブ内側を這っているFlywireでつながってます。
このストラップは、10項目の内の第2項THE STRAP BEGAN WITH A SKETCHによるとP.George自身が持参したスケッチに描かれていた模様。

爪先部分のメッシュはかなり柔らかい…と言うかフニャフニャで、良く言えばフレキシブル、悪く言えば剛性感があまり無いマテリアル。
特に爪先周り”先芯どうした?”って言うほど柔らかいので、人によっては不安に感じるかと…。(型崩れ上等です。)
補強のデザインと併せて、10項目の内の第3項JANOSKI INSPIRATIONはここですかね?
P.George自身がカジュアルシューズの中で”SB Janoski”が好みとのことで、デザイン・フォアフットのフレキシビリティのエッセンスを入れたと言うことかと。
似てると言えば似てますけど、そもそもデザイン的にJanoskiはオーソドックスな外羽式なので、特徴というほどのものがあまり無く…。
個人的には爪先のアウトサイド側にも補強が欲しいかなーと思いましたけど、構造的に厳しいですかね…。

ちなみに右のヒールタブにだけシルバーのストライプが入ってるのは10項目の内の第5項PERSONAL GROWTH”にある「あの事故」の治療に用いられたチタンロッドからとのこと。

インサイド。
踝少し前から補強アッパーがスタート。
アウトサイド。
踵を回り込んで、中足部までを覆ってます。
ちなみにこのレイヤーはスリーブに縫い付け。
ストラップの接続。
FlawierをFlywireで締め上げる。
切れたら…。
親指部分はフューズによる補強。
外側に比べて少し硬め。
サイジングですが、EPラストということも有りフォアフットは広め。
マイサイズで購入しましたが、感覚的に”Lebron Soldier 9 EP”の広さに近い感じで、幅狭な自分の足ではストレス無く足を広げられるレベル。

おそらくこのシューズもグローバルラストの方が自分としてはジャストフィットなんでしょうけど、それでも中で遊んでしまうような状態では無いので、プレイに影響するほど広すぎると言うことは無かったです。

個人的には捨て寸が丁度良い感じ(約5mm〜1cm未満)だったので、ハーフサイズダウンすると少し窮屈になってしまいそうですが、幅狭の人はハーフサイズダウンまで検討しても良いかもしれないです。お約束の要試着。
高さは低めですけど調整幅は広い方と思います。サイジングの懐は深いかと。

フィット感はここ最近履いたモデルの中で一番良いかと。

スリーブなので足入れし辛さはそれなりに有りますけど、それでも履きやすい方かと。
入れてしまえば、中〜後足部のロックダウンはレースが締め上げやすく、かなりダイレクトに・フォアフットはスリーブの上面這っているFlywireがストラップの締め上げに連動して足を下に抑えつける効果が有り、総じてかなりカッチリ目の感触。
(ストラップのFlywireが切れた時は…)

形状的にはKD 9と殆ど変わらないはずなのに、遥かにヒール周りの密着感・固定感が良いです。
ヒール周りパディングも然ることながら、補強アッパーによる後足部の押さえ込みの効果が高いのかと。(Eliteではヒールから伸びるシューレースで抑え込んでくれそうなので、果たして?)

低反発なソックライナーも足裏のスペースを殺す効果がかなり高く、接地感・ロックダウン含めて足への密着感は最高の部類かと。(ストラップは、EPが故かかなり巻き上げないといけないですが…。)

ストラップを展開した状態。
シューレース中足部以降からと明確な役割分け。
 
Nike-PG1-Deconstructed-6.jpg
分解画像はこちら。
結構広範囲にFlywireの効果が。
ヒールのパディング。
スリーブなので写真撮りづらいですけど、結構しっかり入ってます。
ミッドソールに関してはクッション性よりもまず形状に触れておきたい所。特にヒール側。

個人的にはここがかなりお気に入りポイントで、ヒールのアウトサイド側が若干張り出した形状+インサイドはアウトソールが巻き上げてセットしており(写真が撮れてないや…)、これによるヒール周りの安定感が素晴らしいです。
EP故のフォアフットの広さも相まって、安定感高さは個人的には最高レベルかと。

クッション性に関してはファイロン+フォアフットZoom Airのセットアップでオーソッドクスな構成。
他モデルでも使われてる広めなエアバッグで、フォアフットで踏み込ん時にしっかりエアバッグに荷重が掛かりますし、沈み・反発共にコントロールしやすいです。

ベースのファイロンは少し柔らかめですかね?手持ちのSoldier X(まだレビューが書ききれてない…)と比較して、指で押した感触で大分違います。
ソックライナーの特性も含めて第10項の”CLOUDS FOR YOUR FEET雲のような履き心地」はこの辺りかと。
人によってはヒールにAirを搭載してない事による柔らかさが不安に感じるかもしれませんが、個人的にはこれで十分です。

真横から見るとボリューミーなミッドソールに見えますけど、想像してたより厚くなく、接地感も良好。
若干フォアフットの反り返りが強めなので”前へ前へ”な姿勢を感じますけど、安定感もあってこの特性もコントロールしきれます。

アウトソールは鱗状に配された縦横のブレードの組み合わせ。
Lillardのようにパターンが縒れてしまう不安感も無く、トラクションも文句なし。
埃多めのコートでも安心して切り返せます。

エアバッグ下のマーブルなカラーリングもお気に入りポイント。

アウトソール。
全体的に鱗を形どった縦横のブレードの組み合わせ。
エアバッグ部分のマーブル。
Kyrie3と同じようにプレッシャーレベルを表現したんじゃないかと。
重量は26.5cmで370g。
フィット感含め、体感的にもとても軽く感じます。
もちろんadixxxの重さに比べればなんのその!


 ということで、以下の様に評価してみようと思います。

フィット …  7/10
グリップ … 8/10
ベンチレーション … 8/10
クッション … 7/10
コスパ … 9/10
-----------------
ALL … 39/50

一言で、”物凄く履きやすい”です。

シグネチャーモデル独特の癖も殆ど無くラストの許容幅も広めなので”合う”人は多いモデルかなと思います。

特徴的な部分として好みの分かれそうなポイントは、前足部のストラップによる独特の固定感・ヤワヤワのフォアフット周り・柔らかいクッション性の3点。

特にストラップ部分のFlywireはスリーブを直で締め上げるので、人によっては”痛い”になるかもしれませんので要チェック!

これらに問題が無ければかなり良い相棒になってくれると思います!(…ただ、少し気になる耐久性。10回ほど履きましたが、結構クタクタしてきました…。持ち味?)


それにしても、10項目の内の第8項FINISHING TOUCHにもある通りマテリアル(特にアッパーのヌバック)の質感が高く、かなり割安に感じます。
次回カラーの”Ivory”(1stカラーの”2K”も)なんてクロコ型押しにスエードのスゥッシュでお値段据え置き(予定)ですよ?奥さん。

コメント

  1. 質問失礼します。 私はいま高校生の男子で、着用してるバッシュがレブロン14EPなんですけれども、
    次にPG1をidで作ろうと考えていまして、サイズ感的にはレブロン14EPと比較して何㎝のPG1idがあうでしょうか、教えてください。
    ちなみにいま履いてるレブロン14EPは28.0cmです。そして私は若干幅広の足幅です。

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  2. 今PG1を履いているのですが、つい最近レブロン14EPを試着したのですが、おそらく同じ28cmで平気だと思います。ただ試着するのが一番いいと思います。それとPG1のストラップを全く引っ張らないで普通にくっつけた方がいいです。私は少し引っ張って履いたら横が痛くなってしまったので。伸ばさなければ平気ですよ

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