さてさて、これまた今更ですが、Kobe 9 Eliteをレビューしてみようと思います。
やっと過去のモデルを振り返れる時間が出来たので、新たなモデルのレビュー前に挟み込んでしまおうという算段です。超今更ですけど。
さて、アウトソール・ミッドソール周りはEMと同一なので、そこら辺割愛します。
主にマテリアルとカットの違いを重点的に触れてみようかと。
さて、なんといっても特徴的なこのハイカット。
発表された当時はKobe 8からの差に愕然としました。ローカットで動きやすいKobeは何処へ行ったんだと…。(従来通りローカットもリリースされたので安心しましたが。)
リリースされた当時は”計画的だった。”とのことでしたけど、実際どうだったんですかね?
アキレス腱を怪我したKobeに併せて、という感じがしないでもないんですが…。
今となっては普通に見えますけど、当時は超ハイカットに見えました。 こうやって見ると、本当にボクシングシューズに見える。 |
その他、ヒール周りにカーボンが配されてたり(EMはTPU)、アンクル周りとタンにはスネークスキン型押し(カラーによって少しずつ違います。)のシンセティックレザーが使用されてるなど、Eliteモデルらしく高級感漂う仕上がり。
Flyknit。独特の折り目が個人的にはお気に入り。 |
綺麗な綾織のカーボン。 |
スネークスキン型押しのレザー。 |
強いてあげるなら、ローカットに比べるとパディングが薄いのか、踵周りが気持ちゆるく感じます。
超ハイカットでは有りますけど、他のハイカットモデルとは違い足首周りのサポートがメインでは無いです。
左右は確かに高さがあるので致し方無いですが、前方方向への屈曲はそこまで抑制される様に感じません。
ではなぜこの高さなのか?個人的にはブレの抑制と負荷の分散が狙いでは無いかと感じました。(あくまで個人的妄想です。)
足首周りのアングルをある程度抑制することで、足の力の入力を出来る限り直線的にすることで、効率的に運動エネルギーに変換したいのかなと。
またフォアフット周りの踏ん張りもふくらはぎ周りへの負荷を軽減し、もっと力のある太もも周りを活用できるので、瞬発力と持久力を維持させる事が期待できるかと。
足首を固定したい訳ではないので、上は基本的に薄めです。 |
(GELBURSTとあんま変わらん…。)
以上をもって、以下のように評価してみたいと思います。
フィット … 8/10
グリップ … 10/10
ベンチレーション … 7/10
クッション … 9/10
コスパ … 4/10
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ALL … 38/50
EMに比べるとやはり価格は高いので、コスパの項目は減点せざるを得ないですけど、それ以外はやはり完成度の高いプロダクトだなーと思います。
10でもEliteとしてハイカットが用意され、Kobe自体も愛用してたところを見ると、結構気に入ってるんでしょうね。
果たして11でもハイカットはリリースされるんでしょうか?
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