今回はLebronのセミシグ、”Zoom Soldier 9 EP”をレビューしたいと思います。
実は、Lebronシリーズをシグ/セミシグ/テイクダウンモデルを含め、自身で購入したのは初です。というのもおそらくこのブログをご覧頂けてる方には筆者の趣向かり頂ける通り”素足的なダイレクト感”が好みで、Lebronシリーズは「重い・厚い・ゴテゴテ」のイメージしか無く、今まで好んで選択することがありませんでした。
でも今作はどうしてもこのフィッティングに興味が有り、遂にデビューしてみました!
で、結果ですが先に書いてしまうと自分はこのシューズを購入して良かったです!食わず嫌いはいけないですね;このシューズをとても気に入りました!
これを機にLebronナンバリングモデルもトライしてみようかなと…。ただ試着時点ではスポットZoom Airの接地感が正直あまり好みではないです…。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、早速見てってみます!
今回購入したカラーは’Camo’。オリーブベースの迷彩柄にオレンジのアクセントが良い感じです。
まず真っ先に重量から。
26.5㎝で407g。
自分が測った中だとLillard 2(412g)より軽いというの結果に…。
誤差もあると思うので、個体によっては違った結果が出るかもしれないのであくまで参考値で。
ただ、実際履いた感覚もこっちのほうが軽く感じるんですよね。
おそらく、こっちの方がタイトにフィットして遊びが少ないからかと。
Lillard 2はどちらかと言うとちょっとルーズな感じでしたし。
タイトといってもKDシリーズのように甲が低い様な”キツキツ”という訳では無く、調整幅が広いロックダウンなので、過度に心配する必要は無いかと。
むしろ前足部はEPラストなこともあって広く感じるほど。自分にとっては広すぎるくらいに。
ただ、中~後足部にかけてのフィット感が抜群なので、前足部の広さの影響は感じずにプレイできます。
で、この抜群のフィット感を作るのが今作の特徴のストラップ。
ストラップは前〜中足部とアンクルの固定の2箇所で、中足部〜アンクルの繋にのみレースを用いるという大分変わってる仕様です。
特に、中足部インサイドのストラップ折り返し部分にFlywireが用いられており、締め上げた時の土踏まず周りのフィッティングとソールへ足を抑えつけるロックダウンが本当に素晴らしいです。
アンクル周りのストラップも、ストラップ自体の剛性が高い事もあってがっちり。
密着感が高いこともあって、足運び時に遅れることなく足にぴったり付いてくる感覚は病みつきになります。
アンクルと前足部のストラップの中間にのみシューレースを用いてますが、どうせなら全部ストラップ化して欲しかったところ。(だからか、次作はストラップのみですしね。)
もちろんこのシューレースが不要かといわれるとそんなことは無いです。
たった2列しかないですしストラップの固定感の印象には劣りますけど、ここの締め込みによる甲上の固定感もやはり素晴らしいです。
ただ1点だけ文句を言いたい。
レース自体が固めの丸紐なこともあって如何せん解けやすい。自分はストラップに挟み込んで対策してます。
ヒールカップやパディングはいたって普通ですが、これまたアンクルのストラップの恩恵もあって踵の抑え込みも良好。
ただ、ストラップの受けが踵にあることもあって踵上の自由度は低め。
踵が大きめの方は試着して、踵の当たり具合を確認した方が良いです。
強いプレッシャーがかかるので、おそらく痛くなるかと。
クッションはファイロン+前後Zoom Airの組み合わせ。
ただ、どちらかと言うとファイロンの印象が強くて吸収傾向で、エアバッグの存在は感じるものの、あまりその反発力は感じ無いです。
なのでフカフカ・フワフワ。自分の体重が軽すぎるからですかね?
なわけで、フロアへの接地感はとてもマイルドに感じます。自分はちょっと掴みづらい。
おそらくミッドソールもそうですが、これはアウトソールのパターンも影響してるかと。
アウトソールのパターンは全体的に六角形を1ブロックとした三角カットのノジュール集合パターンで、Kobe Xの様に”面”では無く”点”で設置する事で、フレキシブルにトラクションを得ることが狙いなわけですが、反面、この突起自体が柔らかめなので、踏み込むと歪む=感覚がぼやけるの構図が生まれてるかと。
Kobe Xの場合はルナロンの柔らかさでスポイルはされるものの、フロントにZoom Airを搭載してないですし、厚さもそこまで高く無いので特に違和感を感じ無かったですが、こっちは厚さがそこそこ有りますしね。
ただ、このせいで動きづらいかと言われるとそんな事は無く、重心の高さを活かして体重移動を少し強めにし、クッションを強めに歪ませて反発力に変える様にするととても扱いやすいです。
ただ、この特性を活かすために絶対条件が。
それは”クリーンなコートであること”…。
残念ながらグリップ力が高いとはちょっと言い難いです。特にダスティーなコートや、フロアの手入れが行き届いてないコートだとラバーが粘る前にグリップが逃げてしまいます。
特性的には上でも少しでも触れた様に柔らかめですが、スキール音が鳴るラバーでは無く、どちらかと言うと静かに粘るタイプ。
Kyrie 2の時にも感じましたが、XDRのタグが付いてますけどこの柔らかさで屋外コートでも保つんですかね?
そういえば最近のNikeシューズはXDR率高いな…。
左右への切り返しはアウトサイドのミッドソールの巻き上げによる抑えこみの効果で剛性感を感じます。
あと、地味にですけどインサイドもアウトソールの巻き上げ部分の抑えこみ効果が高くて、イン・アウト含めて不満は出ないと思います。
ということで、以下の様に評価してみようと思います。
このシューズは何よりフィット感が素晴らしい、これに尽きます。
前足部が少し広めなので1点だけマイナスさせてもらいましたが、それでもやはり素晴らしい。
これだけでもこのシューズを一度履く価値は十二分にあると思います。
是非トライしてもらいたいです。
もしかしたらグローバルモデルだったら、自分の中では最高のフィット感が得られたのかなと思うと物欲が…。
あとはグリップがもうちょっとだけ良ければ嬉しかったんですが…。
Soldier 10に期待!
実は、Lebronシリーズをシグ/セミシグ/テイクダウンモデルを含め、自身で購入したのは初です。というのもおそらくこのブログをご覧頂けてる方には筆者の趣向かり頂ける通り”素足的なダイレクト感”が好みで、Lebronシリーズは「重い・厚い・ゴテゴテ」のイメージしか無く、今まで好んで選択することがありませんでした。
でも今作はどうしてもこのフィッティングに興味が有り、遂にデビューしてみました!
で、結果ですが先に書いてしまうと自分はこのシューズを購入して良かったです!食わず嫌いはいけないですね;このシューズをとても気に入りました!
これを機にLebronナンバリングモデルもトライしてみようかなと…。ただ試着時点ではスポットZoom Airの接地感が正直あまり好みではないです…。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、早速見てってみます!
今回購入したカラーは’Camo’。オリーブベースの迷彩柄にオレンジのアクセントが良い感じです。
まず真っ先に重量から。
26.5㎝で407g。
自分が測った中だとLillard 2(412g)より軽いというの結果に…。
誤差もあると思うので、個体によっては違った結果が出るかもしれないのであくまで参考値で。
ただ、実際履いた感覚もこっちのほうが軽く感じるんですよね。
おそらく、こっちの方がタイトにフィットして遊びが少ないからかと。
Lillard 2はどちらかと言うとちょっとルーズな感じでしたし。
タイトといってもKDシリーズのように甲が低い様な”キツキツ”という訳では無く、調整幅が広いロックダウンなので、過度に心配する必要は無いかと。
むしろ前足部はEPラストなこともあって広く感じるほど。自分にとっては広すぎるくらいに。
ただ、中~後足部にかけてのフィット感が抜群なので、前足部の広さの影響は感じずにプレイできます。
で、この抜群のフィット感を作るのが今作の特徴のストラップ。
ストラップは前〜中足部とアンクルの固定の2箇所で、中足部〜アンクルの繋にのみレースを用いるという大分変わってる仕様です。
特に、中足部インサイドのストラップ折り返し部分にFlywireが用いられており、締め上げた時の土踏まず周りのフィッティングとソールへ足を抑えつけるロックダウンが本当に素晴らしいです。
アンクル周りのストラップも、ストラップ自体の剛性が高い事もあってがっちり。
密着感が高いこともあって、足運び時に遅れることなく足にぴったり付いてくる感覚は病みつきになります。
ストラップレイアウト。 絞め込んでくとちょっと変形してしまうのが悲しいくらいベースが格好いいです。 |
Flywireの繋ぎ。ここに惚れました。 |
もちろんこのシューレースが不要かといわれるとそんなことは無いです。
たった2列しかないですしストラップの固定感の印象には劣りますけど、ここの締め込みによる甲上の固定感もやはり素晴らしいです。
ただ1点だけ文句を言いたい。
レース自体が固めの丸紐なこともあって如何せん解けやすい。自分はストラップに挟み込んで対策してます。
レース部分。 目立たないですけどしっかり役割を果たしてます。 |
気持適度アンクルにも一応レースが通ってます。 ただ、1点だけでこの個所っていうのは強度的にどうなんでしょう? ストラップがあるので、決定的破綻は起きないでしょうが…。 |
ただ、ストラップの受けが踵にあることもあって踵上の自由度は低め。
踵が大きめの方は試着して、踵の当たり具合を確認した方が良いです。
強いプレッシャーがかかるので、おそらく痛くなるかと。
ストラップを締めた時のプレッシャーが結構かかるので、踵上の自由度低め。 |
パッド周りは至って普通です。 |
ただ、どちらかと言うとファイロンの印象が強くて吸収傾向で、エアバッグの存在は感じるものの、あまりその反発力は感じ無いです。
なのでフカフカ・フワフワ。自分の体重が軽すぎるからですかね?
インソールにレブロンマーク。 うわっ、これ速攻ハゲる奴や…。 案の定、1回使ったらレブロンマークの面影も無く無残な姿に…。 |
なわけで、フロアへの接地感はとてもマイルドに感じます。自分はちょっと掴みづらい。
おそらくミッドソールもそうですが、これはアウトソールのパターンも影響してるかと。
アウトソールのパターンは全体的に六角形を1ブロックとした三角カットのノジュール集合パターンで、Kobe Xの様に”面”では無く”点”で設置する事で、フレキシブルにトラクションを得ることが狙いなわけですが、反面、この突起自体が柔らかめなので、踏み込むと歪む=感覚がぼやけるの構図が生まれてるかと。
Kobe Xの場合はルナロンの柔らかさでスポイルはされるものの、フロントにZoom Airを搭載してないですし、厚さもそこまで高く無いので特に違和感を感じ無かったですが、こっちは厚さがそこそこ有りますしね。
ただ、このせいで動きづらいかと言われるとそんな事は無く、重心の高さを活かして体重移動を少し強めにし、クッションを強めに歪ませて反発力に変える様にするととても扱いやすいです。
ノジュール集合パターン。 |
それは”クリーンなコートであること”…。
残念ながらグリップ力が高いとはちょっと言い難いです。特にダスティーなコートや、フロアの手入れが行き届いてないコートだとラバーが粘る前にグリップが逃げてしまいます。
特性的には上でも少しでも触れた様に柔らかめですが、スキール音が鳴るラバーでは無く、どちらかと言うと静かに粘るタイプ。
Kyrie 2の時にも感じましたが、XDRのタグが付いてますけどこの柔らかさで屋外コートでも保つんですかね?
そういえば最近のNikeシューズはXDR率高いな…。
アウトサイドの一部だけ横方向のヘリンボーン。 フロアが綺麗だと良く効くんですけどね…。 |
あと、地味にですけどインサイドもアウトソールの巻き上げ部分の抑えこみ効果が高くて、イン・アウト含めて不満は出ないと思います。
アウトサイドのミッドソール巻き上げ。 |
インサイドは前足部にアウトソール材を巻き上げ。 |
ということで、以下の様に評価してみようと思います。
フィット … 9/10
グリップ … 6/10
ベンチレーション … 6/10
クッション … 10/10
コスパ … 7/10
-----------------
ALL … 38/50
このシューズは何よりフィット感が素晴らしい、これに尽きます。
前足部が少し広めなので1点だけマイナスさせてもらいましたが、それでもやはり素晴らしい。
これだけでもこのシューズを一度履く価値は十二分にあると思います。
是非トライしてもらいたいです。
もしかしたらグローバルモデルだったら、自分の中では最高のフィット感が得られたのかなと思うと物欲が…。
あとはグリップがもうちょっとだけ良ければ嬉しかったんですが…。
Soldier 10に期待!
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