Nike Lebron 13 レビュー

もろもろありまして、今年初のレビュー投稿まで大分時間が掛かってしまいました…。
大変申し訳ないです;。

さて、今年の1作目は…Lebron 13 EPを見てみようと思います。
(これだけ期間を空けた上、新作じゃなくて申し訳ないです…。新作も勿論履いているのですが、もう少しお時間下さい;。)

なぜこのタイミングでLebron 13なのかと言うと、昨年履いたSoldier 9の足裏のフィット感が本当に衝撃的で、「レブロンシリーズが足に合うかも!本シグはもっと良いのでは?」という無駄な探求心が湧いてしまい、安くなったタイミングで購入してみた次第。
これでフィーリングが良ければLebron 14も!…と思ったのですが、結論から先に言ってしまうと、そう簡単にはいかないなーと…。(ギリギリ14のリリースまでに間に合った!)

では早速!

今回購入したのは”Greatness”
CAVSのテーマカラー、バーガンディーとゴールドで構成されたカラーウェイです。
リリースされた中では地味系ですが、落ち着いてて個人的には好感触。


ラストは少しタイト目ですかね。

縦幅は少し余裕ありますが、横幅と高さが少し狭め。
スリーブ構造故横幅・高さ共に殆ど調整効かないので、購入検討してる方は試着のほど。(まぁ、Lebron 14が目前に迫ってるので、今更購入する物好きは自分くらいしかいないかもしれませんが…。)

上記に特に問題無い方であれば、足を入れるだけでレースアップしなくても程よい密着感を享受出来るかと。
と言うか前足部、特にポジットより前のレースは本当に締め上げ辛く、足入れ時点で違和感があれば素直に別のシューズを選択した法が良いかもしれません。
それほどまでにスウィートスポットの狭いシューズかなと。
この辺、Soldie 9の方が少し自由度があります。

足裏の密着感はSoldier同様、やはり良いですね。
アーチの場所・高さ、ロックダウンによるヒールの抑え込み等やはり自分は相性が良いみたいです。ちなみに横幅はSoldier 9 EPの方が余裕が有りました。

インサイド。
踝部分と足上に伸びるポジット。
巻き上げられたミッドソール&シャンクが程よいフィット感。
アウトサイド。
踝部分に三叉のポジット。
踝部分の効果は…。
足上・左右にポジット素材を配し、要所要所に補強が図られてます。
上に配されたポジットが屈曲時に痛いんじゃないかと心配してましたが、自分はそんなこともなく、フォームにより密着感が増して至って快適。むしろ、締め込んだ時にFlywireが喰い込む方が痛いです。

ただ、踝横に配されたポジットは正直効果を感じず…。というのも、アキレス腱部分が切り込まれた構造故、レースアップだけでこの部分を抑え込むには弱すぎて力を掛けると曲がって逃げてしまう…。唯一効果があったのは…コケた時。
絞め込んだ時は抑えてくれそう感が凄いんだけどなー…。

上から。
曲がった時に喰い込むかなと思ったのですが、至って快適。
シューレースは交換出来ません。絶対に。
あと、このポジットの前後で絞めやすさが全然違う。(前側の絞め辛さ)
バックサイド。
ここが繋がってれば踝…というか、足首周りが高剛性だったかと。
レースアップした時は「お、良いんじゃない?」と思ったんだけどな…。
開口部はこのくらいしか開かないので、足入れは少しきつめ。
Lebron本シグとセミシグの差で一番大きく、一番好みの別れ処はこのソール周りかと。
自分は…正直これがダメでした…。

ミッドソールはファイロン+Zoom Airの組み合わせ。
Zoom Airは踝下・踵下の大きな六角形の”ポッド”と爪先では無い2箇所。母指球下と踵下は、それ以外の2カ所と比較して少し厚めのZoomAir。

丸が付いてる箇所がZoom Air Inside
青丸が厚めのZoom Airです。

自分は、何よりこの”ポッド”の接地感がどうにも合いませんでした…。
想像していたよりはずっとフラットな踏み心地ではあったんですけど、それでもやはり”主張”はあって、”突起を踏んでいる”感がどうにも馴染めませんでした…。
踏み込んで力を入れる・一歩目を早く!という時でも、このポッド形状より自分はフラットなアウトソール形状の方が明らかに楽に動き出せるかなと。
そしてシューズ自体のゴツさもちょっと自分には動きづらく。

トラクションは決して悪くないです。
突起である以上フラットなソールより明らかに接地面積が狭いですが、滑る不安無く踏んでいけるかと。(それでも埃多めのフロアは少し怖いですが、これはよっぽどなモデルじゃなければ基本的には変わらないですしね。)
…ただ、ベースの格子パターンの方がグリップ良さそうに感じるのは、自分だけですかね?

これは個人的見解ですが、おそらくポッド自体を沈ませながら移動する体格の良いパワープレイヤーが最大限有効に活用出来るソール形状なのかなーと感じました。
だから吹けば飛ぶような貧弱・軽量プレイヤーな自分には合わなかったのかなと勝手に解釈してます。一時的にJ.Wallが履いてプレイしてましたけど、J.Wallも193cm/95Kg有りますしね…。

ちょっとネガティブがな表現が続きましたけど、自分に合わなかったというだけで、決して悪いシューズでは無いと思ってます。
冒頭でも書きましたが、足裏のフィット感はやはり素晴らしいですし、接地面瀬の狭さからもっと不安定かなーと想像してましたけど、逆にベース自体のしっかりさ(特に張り出したアウトソールとヒール後端)で安定感は寧ろ高いだと思ってます。

ポッドの膨らみ具合。
履いた感触は想像しているよりフラットでは有るんですけど、自分はどうもこの感触に馴染めず…。
張り出したアウトリガー。
ここが設置してる訳では無いですが、安定感は高いです。
ヒール後端も少し外に出てます。

重量は26.5cmで409g。
見た目の割に軽い方かと。だってあの”CLB 2016”より軽いわけですし。
地味に感動したんですが、初めて両足同じ重量のシューズに当たりました。
工業製品なのである程度のバラ付きは出るだろうなと思ってたんですが、こういうのも有るんだなーと。(ちなみにKyrie 3 EPも左右同じ重さでした!もしかしてNikeさんの制度が上がった??)


ということで、以下の様に評価してみようと思います。

フィット … 8/10
グリップ … 7/10
ベンチレーション …7/10
クッション …  9/10
コスパ … 5/10
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ALL … 36/50

何より”ポッドがプレイスタイルに合うか合わないか”かなーと思っています。そして、自分には合いませんでした…。

決して悪いシューズだとは思ってないです。安定感も高く、やはり足底のフィット感は魅力的ですし。ただ、元値が高すぎますが…。

個人的にはこのシューズを履いたことで、改めて”プレイスタイルに合ったシューズ”という設計概念を再認識出来たような気がしてます。
そして、今までは”出来る限り多くのシューズを履いて、お伝えできれば!”と思ってましたが、今後は”ガード向けのシューズをメインにレビューして行く!”を主軸にして行こうと確信を持ったターニングポイントになったシューズでもあります。

というわけで、今後レビューするモデルはガードプレイヤー向けのシューズが多くなるかと思いますが、何卒ご了承頂ければと…。

…と、ここまで書いたタイミング(2017/2/1)で、Lebron 14のカットサンプルが出てきたので、少し取り上げてみようかと。

http://images.complex.com/complex/image/upload/f_auto,fl_lossy,q_auto/unarjkq3jxzjnpqmiz9o.jpg

既にLebron自体が着用してるので、ディティールは既にご存知かと。

構造としては従来通りのワンピースブーティ構造に、今作は中足部〜後足部にかけてストラップが追加されました。
Hyper Positeは今作は無し。Soldier 10もポジットは無くなりましたしね。

http://images.complex.com/complex/image/upload/f_auto,fl_lossy,q_auto/mwswrihu5le4ctt7lzvv.jpg
地味に気になってるのは前情報通りアウトソールが更にフラットに近い構造に変化してる所。
これにより、ポッドの感触がどの様に変化してるのかは地味に気になる所。
ヒールZoomはLebron 12の様に広めのパックに戻りましたね。

こう見ると癖が無さそうなのでガードプレイヤーも問題なく履けそうかなーと思ったり。

というわけで、今作は情報待ちになりそうです。
ガードプレイヤーにも評判が良さそうであれば、自分も履こうかなと思ってます。

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