Jordan CP.3 X レビュー

なぜNike.comにCP.3 X AEが来ないんでしょう…。

さて冒頭から呟きで始まってしまいましたが、今回は”Jordan CP.3 X”を見てみようと思います。

いや、コメントでも返答させてもらいましたが、個人的にはフレキシブルなシューズが好みなので今回もAEを購入する予定だったんですが一向にNike.comに出てこないんですよね…。
近くに履ける様な場所もないので他の所で買えるとは言ってもやっぱりサイズ違いは怖いじゃないですか…。(もちろんサイズ交換のサービスがあるお店は有りますけど、Nike程優しい場所はないですし…。)

というわけで痺れを切らしてベースモデルを購入してみました!な経緯です。
(サイズ感チェックと気に入ったらAEもチャレンジしてみようかと!)

では早速!

今回選んだカラーは”Concord”。
Concordって聞くと真っ先にAJ11のカラーが浮かんでしまったので、「え?どこら辺が??」ってなりましたけどそこは置いといて。
パーブルのアッパーをベースに黒のTPUゲージという暗めの配色の中で、ビビッドなマンゴーのジャンプマン/シグネチャーロゴが印象的。


まずフィット。

厚めながら柔らかめなウーブンアッパーをベースに、特徴的なTPUゲージがヒールのインサイド 〜 アウトサイドの爪先ミッドソールまでを覆う構造。(触った感じは割とForm Positに近い様な硬さ)
特に踝 〜 中足部にかけては高い位置までゲージが覆っており、サイドステップ等の外側の力に対してサポートする狙いが有るかと。
実際アウトサイドの甲周りのフィット感が素晴らしいですし、確かに外荷重の動きに対してシッカリ抑えてくれます。

アウトサイド。
このモデルの特徴のゲージが一面被ってます。
インサイドはゲージが周り込んだヒール意外はファブリック。
内部は踝下で深い切れ込みの入ったスリーブ。
シュータンに縫い付けられたナイロンベルトをレースパイプにする構造は引き続き採用されてます。
ただ、ナイロンベルトが足の両脇まで降りておらず、サイドはFlywireによるロックダウンに。
個人的にはCP.3 IX AEのあの密着するようなフィット感が好みだっただけに、ここは今一歩劣ります。(もしかしてCP.3 IXのベースモデルは同じ仕様ですかね?)

ちなみにCP.3 IX AEではシューレースを緩めてもナイロンベルト自体がかなり短く広がり辛い=履きづらいでしたが、今作は割と広めに幅が取られてます。

ちょっと分かりづらいですが、切れ込みのは言ったスリーブ。
スリーブとアッパーの間にFlywireが通ります。
サイドのフィット感はFlywireによるサポートに。
個人的にはナイロンベルトで良かったのですが…。
レースカットに対して、ナイロンベルトは今作は若干広め。
フィットに関してはもう1点。シリーズ通して採用されてきたヒールパッドが今回は非搭載に。
実際プレイしてて、抜け感・左右の抑え込み共にちょっと心許ない感覚…。
抜けてしまうほど?と言われるとそこまで酷くは無いですが、やっぱりあったほうが良いと感じます。

今回もマイサイズで購入してみたのですが若干縦が長めですかね?ちょっと捨て寸多めです。(最近自分の足が縮んだんじゃないか心配になってきました…。)
横幅は従来通りの狭さでハーフダウンはちょっと苦しそうなので、自分にはこれがベスト思ってますが要試着の程。

ヒールパッドが無くなってしまった…。
クッションは前作同様のセットアップで、ファイロンベース + 前作同形状のアーティキュレーテッドZoom Airをフォアフットにインストール…なんですけど、踏み心地は大分異なる印象。
インソールはOrthoLite製。

特にファイロンが今作は少し硬めの味付けで、シャーシの実装等は確かなかった筈ですけど全域的に反りが強めの踏み心地。
またベースがガッチリ故、フォアフットのZoom Airも若干主張強めに感じます。
それ故、フォアフットの膨らみも相まってバランスは粗フラット〜弱後足部より。
だからこそ余計にエアバッグと爪先のカクつく繋がりの悪さが個人的にはちょっと気になった所。(感覚的にはKD 8で感じた感触に近いかなと。)

厚さ自体もそこそこ有り、総じて”乗ってる”感の強いフロアフィールかなと。
硬さも相まって個人的には余り得意ではない部類(だからこそのAE狙い)ですが、この辺りは個人の好みで評価が割れる部分かと思いますので、参考程度に見て頂けると。

アウトソールに関しては相変わらず文句無しのグリップ力。
埃多めのフロアに持ち込んでも破綻すること無く安定したトラクションを発揮してくれました。

パターンはウェーブと長丸を組み合わせたもの。
エアバッグ下のウェーブだけトレッドが広く取られてるのが個人的には興味深いなーと。(フォアフットを起点に動き出したいが為でしょうかね?)

アウトソールのパターン。
プレッシャーマークを使うのが最近のナイキデザインのトレンドでしょうか?
パターン拡大。
エアバッグ下だけトレッドが広く取られてます。
他は二重線。
重量は26.5cmで357g。
重くもなく軽くもなく。
自分が調べてきた中ではKD 7・Kobe 11 Eliteと粗同じ重さ。
(なんですが、体感って面白くて、Kobe 11 Eliteは重心が低いからか一番軽く感じるんですよね。)


ということで、以下の様に評価してみます。

フィット …  7/10
グリップ … 9/10
ベンチレーション … 7/10
クッション … 7/10
コスパ … 7/10
-----------------
ALL … 37/50

自分の中でのCP.3シリーズがIX AEしか無い(そして相性が良かった)ので、ちょっと偏った見方になってしまったかもですが、客観的にシューズ単体で見た場合のパフォーマンスは相変わらず高いです。(ただ、ヒールパッドを無くした事だけは解せないですが…。)

個人的には、割と踏み心地がシッカリ目・反り強め・高剛性なこともあってガードだけでなくパワープレイヤーにも今作は割とオススメできるかと。(ラストが合うかは置いといて。)
結構適応幅の広いシューズに仕上がってると思います。

で、これを踏まえて改めてAEモデルを見ると、ミッドソール周りのFlightPlate的なシャーシはとても気になる所。ファイロンの硬さが違うんですかね?
また、アッパーはゲージ無しのウーブンアッパーオンリー。

実物確認し、大好物な"フレキシブルそう"だったらトライしてみようかなーと。(あまり期待はしないで下さい…。そもそもお目に見れる予定がないので…。)

コメント

  1. 細かいレビューが気に入っていつも見させてもらっています。
    CPX AE発売されていたような気がします。

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  2. すみません、返答遅くなりました;
    コメントありがとうございます!

    おぉ、本当にAE来てますね!
    タイミングみて履いてみようと思います!情報ありがとうございます!

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