Westbrookは今作も履いてませんね…。(というか、更に遡って28履いてたりしますしね。)
個人的には本作は大丈夫じゃないかなと思ったんですけど…。
…というのは置いといて、はい!今回は”Air Jordan XXXII Low PF”をレビューしてみようと思います!
個人的には「待ってました!」だったんですけど、同時にリリースされたMidカットは瞬殺だったのにLowカットはすべてのサイズが選択できる引きの弱さ…。
若干悲しく(需要もないんだろうなぁー)と感じつつポチった次第。さて、いかほど!
今回選んだカラーは”Bred”。
別名”BANNED”と呼ばれている黒x赤のカラーの渋い1足。
すでにご存じの方には言わずもがなですね。ご存知ない方はCarterさんのブログでストーリーがとても分かりやすく纏められているので、ぜひご覧になってください!
(発売日の背景等とても参考になりました!)
開口一番にあれですけど、このカラーで何より困ったのは”紐がわからない!”ということでした。
シューレースが細い + Flyknit上のステッチの横ライン + 同色だからというのが要因なんですけど、とっさに「ここのポイントを少し締めたい!」ってなると軽く混乱します。(自分だけでしょうね…。)ご注意下さい!(何に?)
はい、少し脱線しましたまずはフィットから見てみます。
構造はソックスライクなフルスリーブ。
厚めかつ低反発系のスリーブの表面にFlyknitレイヤーを重ねる形。
Flyknitは更に剛性を高める為か、ファイバー繊維がアッパーの横ラインの間をジグザグに縫われてます。
Kobe 11 EliteでもTPU紐を織り込んで剛性を高める仕様が有りましたが、それよりもアッパーのフレキシビリティが高い印象。(Kobe 11は履き始めが少し硬めでした。)
それでいて剛性感もシッカリ有るのが好印象。
後足部周りは更にレザー / キルト / TPU(ヒールカウンター)のボリュームが有るレイヤーをもう1枚重ねる事で、更にガッチリとした剛性感を生み出してます。
ヒールのパディングは必要最低限ながら踵の収まり・踝周りのロックダウンはかなり強固で、この辺りの固定感はローカットの中では”最高”と呼べる部類かと。
NBAの着用写真とか見てるとスッカスカにしか見えなくて不安だったんですが、実際はパッド類が一段下がった状態だったという只の杞憂でした。
因みに、この後足部のレイヤー、Twitter情報では「踝に擦れて…」という前情報があってかなり不安だったのですが、自分の危篤な足は問題有りませんでした!
(ただ、確かに擦れるとかなり痛そうです…。本当に”硬い”ので。)
サイジングはPFモデルとの事ですが……そういえば”PF”ってなんですかね?
調べてみる限りだと”Performance Fit”ということですが、Nikeブランドでいう所の”EP”に相当するラスト調整なんでしょうか??
にしては、横幅が割と狭めのラストで幅広の方はかなり窮屈に感じるかと。
縦幅は捨て寸 + α程度の余裕ある感じですけど、何より横幅の方がサイズを選択する上で
重要になるかと。(つまり、横幅に合わせて縦幅が絶望的だった場合、このシューズはあきらめて頂いた方が良いかと…。)
また、甲もかなり低いラストということもあり、かなり制約の多いフィッティングかと…。
幸い自分は特に問題無いですが、マッチする方はかなり少ないのではないかと思います…。
ちなみに、調べた限りで明記されている情報を見つける事が出来ませんでしたが、シューレースホールはアッパーを直接締め付けてる訳ではなく、スリーブとアッパーの間にFlight Webがインストールされており、これによって足左右のフィット感と剛性感を作ってます。
これらの制約が特に問題無い方であれば前~中側部の密着感はかなりのものですし、後足部のロックダウンも素晴らしいので、一度トライしてみる価値は十分有るかと思います。
インサートはOrtholite🄬製。
直近でKobe A.D.(Mid)もOrtholite製でしたが、印象はまったく別物。
柔らかさとしては触った感じ同じだと思うんですがJordanの方が厚みがあり、踏み込んだ時のコシ感はやはりこちらの方が良いです。
硬さもさることながら、個人的に何よりも触れたかったのはこの造形。
特にアーチ部分の形成が良く、腰上の密着感もあって足裏のフィット感は個人的にはかなり良いです。(Soldier IXの次に良かったと感じます。)
ミッドソールのベースがちょっとわからなかったですが、おそらくファイロン + 前後分割されたZoom Airの組み合わせ。
他の方がおっしゃってる通り確かに前作と比べて硬くなりましたが、しっかりと衝撃を抑えてくれる良いクッション性。
ボリューミーで少しフロアから離れてるので”乗ってる感”はそこそこ強めですが、安定感も高くフロアフィールも良いので、厚めが嫌いな方(自分もですが)でも不安は無いかと。
フォアフットにZoom Airが居るとどうしてもフロアフィールがボヤケたりグラついたりして個人的にはあまり好きではないんですが、おそらく前 ~ 中側部まで伸びてるFlight Speedプレートの効果でフラットに馴らしてくれているんだろうなーと。
そして何よりFlight Speedプレートによる絶妙な反り感も手伝ってか、ここ最近履いたシューズの中で個人的には一番”高く飛びやすい”シューズでした。
安定感は、アッパーよりも張り出すように広く取られた幅による効果。
アウトリガーの張り出しは控え目ながら効果十分ですし、後足部はヒール左右&後方まで伸ばして面積作ってる効果はやはり大きいです。
アウトソール側から見えるカーボンシャンク、分解写真を見る限りパーツとしては小さくFlight Speedプレートがあるのに効果があるの?と正直思いましたが、中 ~ 後足部にかけてのカッチリ感に一役買ってる気がします。
バランスは粗フラット。
アウトソール、写真で見るとフォアフットのZoom Airがめちゃくちゃ張り出して見えますね。
実際はフラットなんでグラついたりとかは全くないです。
パターンは格子状のヘリンボーンとブレードの組み合わせ。…でもよーく見てみると凝ってて、格子とブレードを用いてXXXIIなシンボルを形成してます。(よく見ると菱形の途中が切れてて”-XiXiX-”な規則性のあるパターンが確認できるかと。)
ラバーは前作と比べて少し柔らかくなりました。
これのおかげもあってだと思いますが、前作と比べて1段粘ってくれる特性に。
(さすがにワックスが剥げてるフロアでは盛大にすっ転びましたが…。)
埃が付着してもある程度はグリップしてくれるので、個人的には前作より安心して踏んでいけます。
重量は26.5cmで444g…ちょ、縁起悪!!(恐らく個体差も有るでしょうが…。)
…と言うのは置いといて、やはりローカットにしてはヘビーな重さ。
自分がレビューを初めて重量を計測し始めた中で2番目の重さでした。(1位はRose 6の459g)
一例ですけど、ReactなHyperdunk 2017 Low(348g)と比べても約100g程重いということに。
明らかに腰下側に重量バランスがあるんですけど、パッケージ的にここまで重くなる要素が正直わからないです…。
ベースがやっぱりファイロンじゃないのかな…。
ローカットでこれだとハイカットの方は更に重い筈ですけど、足首回りでも支えられるので体感的にはローカットより軽く感じられるかもしれません。
ということで、以下の様に評価してみます。
個人的には本作は大丈夫じゃないかなと思ったんですけど…。
…というのは置いといて、はい!今回は”Air Jordan XXXII Low PF”をレビューしてみようと思います!
個人的には「待ってました!」だったんですけど、同時にリリースされたMidカットは瞬殺だったのにLowカットはすべてのサイズが選択できる引きの弱さ…。
若干悲しく(需要もないんだろうなぁー)と感じつつポチった次第。さて、いかほど!
今回選んだカラーは”Bred”。
別名”BANNED”と呼ばれている黒x赤のカラーの渋い1足。
すでにご存じの方には言わずもがなですね。ご存知ない方はCarterさんのブログでストーリーがとても分かりやすく纏められているので、ぜひご覧になってください!
(発売日の背景等とても参考になりました!)
シュータンの内側に”BANNED”の文字が。 |
シューレースが細い + Flyknit上のステッチの横ライン + 同色だからというのが要因なんですけど、とっさに「ここのポイントを少し締めたい!」ってなると軽く混乱します。(自分だけでしょうね…。)ご注意下さい!(何に?)
紐とアッパーの境目が分からず、軽く混乱しました…。 |
構造はソックスライクなフルスリーブ。
厚めかつ低反発系のスリーブの表面にFlyknitレイヤーを重ねる形。
Flyknitは更に剛性を高める為か、ファイバー繊維がアッパーの横ラインの間をジグザグに縫われてます。
Kobe 11 EliteでもTPU紐を織り込んで剛性を高める仕様が有りましたが、それよりもアッパーのフレキシビリティが高い印象。(Kobe 11は履き始めが少し硬めでした。)
それでいて剛性感もシッカリ有るのが好印象。
後足部周りは更にレザー / キルト / TPU(ヒールカウンター)のボリュームが有るレイヤーをもう1枚重ねる事で、更にガッチリとした剛性感を生み出してます。
ヒールのパディングは必要最低限ながら踵の収まり・踝周りのロックダウンはかなり強固で、この辺りの固定感はローカットの中では”最高”と呼べる部類かと。
NBAの着用写真とか見てるとスッカスカにしか見えなくて不安だったんですが、実際はパッド類が一段下がった状態だったという只の杞憂でした。
因みに、この後足部のレイヤー、Twitter情報では「踝に擦れて…」という前情報があってかなり不安だったのですが、自分の危篤な足は問題有りませんでした!
(ただ、確かに擦れるとかなり痛そうです…。本当に”硬い”ので。)
アウトサイドから。 ミッドソールのジャンプマンロゴは良いアクセントかと。 |
インサイド。 ベースとなってるモデルは皆さんご存知の通り”Air Jordan II”。 自分はこの世代のJordanシリーズをよく知ってるわけではないですが、 調べてみる限り、後足部のレイヤー形状含めてシルエットは良くエッセンスが出てるなーと感じます。 |
ヒールカウンターのギザギザも大事なモチーフかと。 |
調べてみる限りだと”Performance Fit”ということですが、Nikeブランドでいう所の”EP”に相当するラスト調整なんでしょうか??
にしては、横幅が割と狭めのラストで幅広の方はかなり窮屈に感じるかと。
縦幅は捨て寸 + α程度の余裕ある感じですけど、何より横幅の方がサイズを選択する上で
重要になるかと。(つまり、横幅に合わせて縦幅が絶望的だった場合、このシューズはあきらめて頂いた方が良いかと…。)
また、甲もかなり低いラストということもあり、かなり制約の多いフィッティングかと…。
幸い自分は特に問題無いですが、マッチする方はかなり少ないのではないかと思います…。
ちなみに、調べた限りで明記されている情報を見つける事が出来ませんでしたが、シューレースホールはアッパーを直接締め付けてる訳ではなく、スリーブとアッパーの間にFlight Webがインストールされており、これによって足左右のフィット感と剛性感を作ってます。
これらの制約が特に問題無い方であれば前~中側部の密着感はかなりのものですし、後足部のロックダウンも素晴らしいので、一度トライしてみる価値は十分有るかと思います。
スリーブ自体の構造はオーソドックスな物です。 内側のキルトなパターンがシャレオツです。 |
ヒールのパッドは本当に必要最低限ながら、レイヤーのお陰で抑え込みはかなり良好でした。 |
直近でKobe A.D.(Mid)もOrtholite製でしたが、印象はまったく別物。
柔らかさとしては触った感じ同じだと思うんですがJordanの方が厚みがあり、踏み込んだ時のコシ感はやはりこちらの方が良いです。
硬さもさることながら、個人的に何よりも触れたかったのはこの造形。
特にアーチ部分の形成が良く、腰上の密着感もあって足裏のフィット感は個人的にはかなり良いです。(Soldier IXの次に良かったと感じます。)
インソール表面。 ヒール部分のモチーフは今回まだ削れてないです。 |
裏面。 横ラインは両面テープの跡。 確かにずらしたく無いのは分かりますけど、変えたい派もいると思うんです…。 |
Ortoliteロゴ。 |
横から見たライン。 この立体感ある形成は素晴らしいなーと。 肉厚でこれだけでも結構コシ感あります。 もしかしたらこの造形を維持する事を考えての肉厚かもと自分は感じました。 |
他の方がおっしゃってる通り確かに前作と比べて硬くなりましたが、しっかりと衝撃を抑えてくれる良いクッション性。
ボリューミーで少しフロアから離れてるので”乗ってる感”はそこそこ強めですが、安定感も高くフロアフィールも良いので、厚めが嫌いな方(自分もですが)でも不安は無いかと。
そして何よりFlight Speedプレートによる絶妙な反り感も手伝ってか、ここ最近履いたシューズの中で個人的には一番”高く飛びやすい”シューズでした。
安定感は、アッパーよりも張り出すように広く取られた幅による効果。
アウトリガーの張り出しは控え目ながら効果十分ですし、後足部はヒール左右&後方まで伸ばして面積作ってる効果はやはり大きいです。
アウトソール側から見えるカーボンシャンク、分解写真を見る限りパーツとしては小さくFlight Speedプレートがあるのに効果があるの?と正直思いましたが、中 ~ 後足部にかけてのカッチリ感に一役買ってる気がします。
バランスは粗フラット。
アウトリガーの張り出しは小ぶりですけど、十分安定します。 Flight Speedプレートによる剛性効果もあると思います。 |
アウトソール側から見えるカーボンシャンク。 台形の様に成形されていて、フラットなプレートより剛性が高いはず。 パーツとしては小さいんですけど、後足部のシャープさに一役買ってると思います。 |
実際はフラットなんでグラついたりとかは全くないです。
パターンは格子状のヘリンボーンとブレードの組み合わせ。…でもよーく見てみると凝ってて、格子とブレードを用いてXXXIIなシンボルを形成してます。(よく見ると菱形の途中が切れてて”-XiXiX-”な規則性のあるパターンが確認できるかと。)
ラバーは前作と比べて少し柔らかくなりました。
これのおかげもあってだと思いますが、前作と比べて1段粘ってくれる特性に。
(さすがにワックスが剥げてるフロアでは盛大にすっ転びましたが…。)
埃が付着してもある程度はグリップしてくれるので、個人的には前作より安心して踏んでいけます。
アウトソール全体。 フォアフットにはリリースされた&BANNされたで”10.18”の日付が。 |
ちょっと分かり辛いかもですが、格子とブレードを上手く使って”XXXII”のシンボルを作ってます。 |
…と言うのは置いといて、やはりローカットにしてはヘビーな重さ。
自分がレビューを初めて重量を計測し始めた中で2番目の重さでした。(1位はRose 6の459g)
一例ですけど、ReactなHyperdunk 2017 Low(348g)と比べても約100g程重いということに。
明らかに腰下側に重量バランスがあるんですけど、パッケージ的にここまで重くなる要素が正直わからないです…。
ベースがやっぱりファイロンじゃないのかな…。
ローカットでこれだとハイカットの方は更に重い筈ですけど、足首回りでも支えられるので体感的にはローカットより軽く感じられるかもしれません。
ということで、以下の様に評価してみます。
フィット … 9/10
グリップ … 8/10
ベンチレーション … 5/10
クッション … 8/10
コスパ … 7/10
-----------------
ALL … 37/50
前作のローカットは履けてないですが、ソール周りのフィーリングだけでも自分としてはこちらの方は好みでした。
確かにボリューミーですけど、欲しいポイントのダイレクト感はしっかり有るので良い塩梅。
ただ、重い!!
疲れてくると若干足に振り回されてしまいました…。(自分の筋力が無いだけですが…。)
決してラン競技ではないので、全てがその通り当てはまるというわけではないと思いますが、
”靴1足を1オンス(約28g)軽くすれば、1マイル(1.6Km)に対して55ポンド(約25Kg)の負担が減る:Bill Bowerman(Shoe Dogより)”
と。
詳細はこの本を読んで貰ったり、他の文献でも似たような計算をしてるので調べてもらえたらと思いますが、小難しい事考えなくても”軽いほうが負担が少ない”のは確かだと自分も思ってます。
(寧ろバスケの様なStop&Go + Jumpを繰り返す競技は、慣性等も含めて上記計算以上に影響出るとも考えてます。)
…と、ちょっと小難しい事になってしまいましたが、それは置いといて欲を言えばもう少し軽かったらもっと良かったのになーと感じた1足でした。
adidasのcrazy explosive 2017のPK版もしくはミドルカット版のどちらかのレビューが見たいです。
返信削除Harden_vol1_christmas さん
削除コメントありがとうございます。
また、返答遅くなってしまい申し訳ございません。
Crazy explosiveのレビューの件、いろいろ検討してみたのですが残念ながら今回は見送りさせて頂く予定です。ご希望に添えず申し訳有りません;
なぜか?それは、前作からソール周りに変化が見られなかったから、です。(それであれば前作のレビューのフィーリングと大差ないだろう、と。)
フィット回りこそ確かに変化がありそうですが、購入して確かめる程の魅力を感じることが現時点ではできませんでした。
他の方のレビューで情報を入手できることをお祈りします。
もしよろしければ引き続き参考にしてもらえれば幸いです。
以上、よろしくお願いします。