サイズ表記に関して

ここ最近アジアモデルを入手することが増えまして。

もちろんそれはバッシュアジアさんが販路を作ってくださってるからなんですけど、そのバッシュアジアさんから「是非広げてください!」と依頼があり、調べてみるとかなり興味深い内容でしたので、今回自分もエントリーを書いてみようと思います!
(既にCarterさんのBlogの方でも書かれているので、ご存知の方はSkipしてもらって全然OKです!)

というわけで、今回は表題の通り”サイズ表記に関して”に触れてみようと思います!

なぜ?
まぁ、そうおっしゃらずこちらの写真をご覧下さい。


こちらは少し前に手に入れた361°のBOXの後ろに記載されているサイズチャートの写真なんですが、何かお気づきになりませんか?

因みにこちらはPEAK


こちらはANTA


こちらはLi-ning

Li-ningのEURサイズの細かさ…。
お気付きになりましたか?

そうです。各国のサイズ表記がされてるんですけど、幾つか抜けてる数字が有るんです。
でもCN(cm)では全てのサイズが揃ってることになるんですよね。では一体何故?

これは様々な要因が有るんですけど、まず大前提として”世界で統一された単位規格は存在しない”と考えて頂ければと。
これらのサイズチャートを様々な角度で見てもらえればわかると思いますが、例えば361°で言う8.5(inc)は日本では26.5cmですが、中国では26.0cmということになります。
「微妙に違うんだなー」…いえいえ、もうちょっと掘り下げて考えてみて下さい。
日本で普段使ってる”cm”と中国で使われてる”cm”がそもそも違う = ”cm”という規格の信憑(統一)性が無いという事実に!!

個人的にはこれは衝撃の事実で、世界基準の筈の”メートル法”にそもそもズレが生じているという事です。
だって”mm”まで有るんですよ?(厳密にはシューズのラストでは四捨五入されて0.5単位にされてしまうんで、若干の誤差は必ず出るんですけど。)
あ、ちなみにですけどユーロ表記のサイズは”号”と日本で呼ばれますけど、本国表記は”cm”らしく…。ここまで来ると果たして「cm」とは一体何なんだと…。

「じゃあ一体何を参考にすれば良いんだ…」と思われると思いますが、バッシュアジアさん曰く「中国系ブランドを購入する際は”EURサイズ”を基準にして欲しい!」とのこと。
これは歴史的な背景のお話で、日本はアメリカに統治された事もありアメリカサイズ準拠で作られてますが、中国はイギリスによる統治の歴史がありユーロサイズに準拠している為だそうです。

もちろん、各ブランド毎にラストの大きさ・形状は違いますし、上記通り寸分狂い無く規格通りということは無く四捨五入をした上でサイズ表記にマッチさせる事になるので若干の誤差はどうしても出てしまうのですが”基準となってる規格”を知ることで更に自分の足に合うサイズを選択する事が出来るかと。
(因みに中国本国ではCN(cm)を使わずに、EURサイズでサイズコミュニケーションが行われるそうですよ。)

「じゃあ、日本に居ながらどうやってマッチするサイズを選択しよう…。」に関しては、日本で販売されているシューズにももちろん各国のサイズ表記がされているのでそちらを参考にしてもらっても問題無いですし、バッシュアジアさん曰く、「adidasのシューズはCN(cm)が表記されている事が多い!」との事ですので、こちらを参考にしてみて欲しいとの事。

もし、「アジア系のシューズをバッシュアジアさんに依頼する!」であったり、「海外から個人輸入する!」場合はこの辺りのバックボーンを含めて検討してみて下さい!

以上、バッシュアジアさん情報提供・ご協力ありがとうございました!

コメント