PEAKリベンジ!
Twitterをご覧頂いている方は既にご存知の通り、以前一度購入したもののサイズが合わず履けなかった悔しさ!
どうしても履きたくて色々物色していた処、色々なツテでひょんな事から良いサイズのもの(結果的にはちょっと大きかったんですけどね…。)をゲット出来ましたのでリベンジしようと思います!
というわけで、今回は”PEAK Tony Parker V”をレビューしてみようと思います。
いやー本当に履きたかったんですよ、PEAKのシューズ。特にTony Parkerのシグネチャーモデル。
アジアブランドのラストということもありますが、Tony Parkerも立派なベテラン選手な訳で、いつ引退してもおかしくないので現役の内に1足は!と思ってました。
そして何より、前回サイズが合わず履けなかったものので実物を見た上で漂う「良さそう感」も有りましたし、どうしてもチャレンジしてみたくなってしまいました。
…で、実際はどうだったか?では早速!
今回選んだカラーは”Year Of The Dog(以下YOTD)”。
今年の干支、戌年をモチーフにしたカラーリング。
自分もまさかこのモデルを履けようとは思いませんでした。初見から実は欲しかったカラーリングだったのですが、なにせ値段が高かったので初回購入は広告カラーなブルー貴重なモデルだったわけです。
YOTDモデルはホワイト貴重に、所々ゴールドを散りばめたなんとも上品なカラーリング。美しい…。
シュータンには”戌年”ということで…えっ?w
何故か、バルーンアートのプードルモチーフが。(いや、個人的には遊び心が有ってとても好きです。)
アッパーは前〜中足部にかけてファブリック、中〜後足部にかけてはパテントレザーっぽいマテリアル。
ファブリックは今流行りのニット物では無いです。
オリジナルのメッシュと比較するとゴールドの網目が見えるようになっていたり、豪華な仕立て。スペシャルモデルである事を良い感じに強調されてるなーと。
ホワイトxゴールドの組み合わせはとても上品に見えてやはり良いですね。
中〜後足部にかけてのマテリアルも、お犬様大好きなボーンがクロス入っていたりかなり芸が凝ってます。
正直に申しますと、PEAKのテクノロジー周りは全く詳しく無いです。
中〜後足部周りのファブリックとの切り替わり部分がC-arcというデザインらしく、これはスポーツカーモチーフ(たしかブガッティ・シロン)+機能的にこういった形状を取っていたとかいないとか。
更にぶっちゃけてしまうと、この構造が効いてるか?と言われると「正直分からない。」としか言えないです…。
…まぁそういう訳なので、シンプルに現物ベースで書いてみます。
マテリアル類は前述の通りで、内部の構造はベーシックなスリーブ構造。
スリーブとアッパーの間はナイロンバンドが通ってる構造。(Flight Web的な)
最上段のレースホール以外はこのナイロンバンドを締め付ける構造。
ヒールの左右をシャンク&巻き上がったミッドソールでサポート。
ざっくり書くとこんな感じかなと。
で、フィット感。
前回US8.5(26.5cm相当)で相当きつかったことも有り、今回はUS9.5(27.5cm相当)を買ってみたんですけど…ぶっちゃけちょっと大きかった感は否めないです。
ただ、色々なサイトを探したものの、この中間のサイズって見つからないんですよね…。
これは、恐らく前にエントリー書かせてもらった理由もあってだと思うんですけど、
”Tony Parker V”のラストをEURサイズで表すとUS8.5がEURで言う41号、US9.5がEUR 42号に相当する為ではないかと。(もしこの中間サイズが見つかったら教えて欲しい位。)
こういった背景から見ると恐らく「自分にピッタリのサイズ!」を見つけるのは正直難しいと思います。
もしどうしても履きたいモデルがある場合は一工夫が必要かもしれないです。(自分はソックス2枚で調整しました。)
それはさて置き、シューズ自体のロックダウン&サポート。
まずヒールパッドはシッカリ厚みのあるクッションがインストールされていて、納まり・抜け感共に個人的には良好。
左右からのサポート&硬めのヒールカップも相まって、左右ブレも少ないです。
前〜中足部のホールド感はもう一歩と表現したく。
”少し大きめ”のサイズというファクターももちろん無いわけではないですけど、それにしても左右のナイロンバンドを締めてるにしてはロックダウンサポートがもう一歩欲しいかなーと感じた次第。
これは恐らく、ナイロンバンドの上側をアッパーに縫い付けてしまってるのが一つの要因かと。
ここを固定せずに、締め上げにリニアに反応してくれたら更に良かったのかなーと。
見た目から想像していたより、クッション特性寄りの踏み心地。
まず第一にシッカリとした厚みのあるインソール。
そういえば、ここ最近こういったアプローチって意外と珍しいかもしれません。
「クッション性を担うのはミッドソールでしょ!」として、インソールは足裏のフィッティング調整に(低反発素材を用いて密着感を上げたり)用いてるのがここ最近のトレンドだと思うんですけど、積極的にクッション性向上に振ってますね。(Howardモデルも同じものが利用されてるので、恐らくメーカー的に。)
インソール下、フォアフットとヒール部直下はヘキサゴンパターンのカットが入っていて、厚みがありながら屈曲性を邪魔しない様になってます。
ミッドソール本体に厚みのあるしっとりとしたウレタン系を用い、加えてフォアフット直下は”PEAK GRADIREN Dual accelerated Technology”という名称の異硬度フォームを組み合わせる構造。
トランスルーセントなアウトソールから透けて見える、色が違ってる部分がそれですね。
踏んだ感触としては、
親指〜拇指球下に配されてる黄色部分がかなり柔らかく、
その外側に配されてる赤い部分は、ベースと黄色の中間位の硬さ、と感じます。
それと併せて”P-BOOM”と言う拇指球下からアウトサイドのヒール側まで伸びるシャンクがいい味を出していて、一番力の掛かる拇指球下の力を上手く推進力に変換してくれてる感覚が有り、お陰で足への追従性は高いと感じます。
…ただ、個人的には諸々含めて「ちょっと厚めの乗り心地」と表現したく、フロアフィールラヴァーな自分としては、もう少しダイレクトな乗り味の方が好みです。
アウトソールはヘリンボーン基調のパターンで、爪先のアウトサイドとヒール部分は少し変則ヘリンボーン。
このヘリンボーンの変則感はRose 7やKD 7のパターンに少し似てる感じ。
肝心のトラクションはと言うと…驚愕するレベル。
根本的にラバーが良い&パターン的にもシッカリことも有り、今シーズン履いたシューズの中で間違いなくトップクラスと表現して過言無いかと。何より”粘り”が海外モデルの中でダントツ。
ホコリ多めのフロアでもシッカリ食いついてくれて、柔らかいながら埃が付着してからもシッカリとトラクションを維持してくれます。これには正直びっくり。
重量は…27.5cmということも有ると思いますが、ローカットにしては若干重めの429g。
…とは言え、重量級のAJ 32 Low(26.5cm/444g)よりは軽いです。
ローカットでこの重量感は、ここ最近のadidasモデルに近い重量感ですかね。
ということで、以下の様に評価してみます。
ただ、もしサイズがマッチしていたとしても、個人的にはやはりレースループ構造はアッパーに固定せずにフレキシブルに調整出来たほうが絶対的なフィット感は高いんではないかなーと思うんですけど、どうでしょう?この辺りは好き好きでしょうか?
それはさて置き、初のPEAKモデルだった訳ですが、本当にここ最近のアジアモデルは侮れない程の完成度を持ってるなと、改めて感じた1足でした。
尖ったパフォーマンスまでは今一歩ですが、必要十分の機能を有して尚価格が安い。
正直個人的には十二分だと感じています。
ただ、このモデルに関してだけ一言だけ言わせてもらいたい!
もし、このシューズを欲しい方がいらっしゃった場合、個人的にはYOTDモデルでは無くレギュラーモデルをおすすめしたいかなーと。
と言うのは、YOTDモデルとレギュラーモデルでアッパーがそもそも違い、レギュラーモデルはメッシュ系のフレキシビリティの高いマテリアル仕様なので、フォアフット部の柔軟性や軽量性等を考えて、恐らくパフォーマンスとしてはレギュラーモデルの方が結果的に満足度が高いかなと個人的には感じました。
このあたりも踏まえて、もしサイズが合いそうであればお安いので是非1度チャレンジして貰いたいと思える1足でした。
Twitterをご覧頂いている方は既にご存知の通り、以前一度購入したもののサイズが合わず履けなかった悔しさ!
どうしても履きたくて色々物色していた処、色々なツテでひょんな事から良いサイズのもの(結果的にはちょっと大きかったんですけどね…。)をゲット出来ましたのでリベンジしようと思います!
というわけで、今回は”PEAK Tony Parker V”をレビューしてみようと思います。
いやー本当に履きたかったんですよ、PEAKのシューズ。特にTony Parkerのシグネチャーモデル。
アジアブランドのラストということもありますが、Tony Parkerも立派なベテラン選手な訳で、いつ引退してもおかしくないので現役の内に1足は!と思ってました。
そして何より、前回サイズが合わず履けなかったものので実物を見た上で漂う「良さそう感」も有りましたし、どうしてもチャレンジしてみたくなってしまいました。
…で、実際はどうだったか?では早速!
今回選んだカラーは”Year Of The Dog(以下YOTD)”。
今年の干支、戌年をモチーフにしたカラーリング。
自分もまさかこのモデルを履けようとは思いませんでした。初見から実は欲しかったカラーリングだったのですが、なにせ値段が高かったので初回購入は広告カラーなブルー貴重なモデルだったわけです。
YOTDモデルはホワイト貴重に、所々ゴールドを散りばめたなんとも上品なカラーリング。美しい…。
シュータンには”戌年”ということで…えっ?w
何故か、バルーンアートのプードルモチーフが。(いや、個人的には遊び心が有ってとても好きです。)
”ドッグ”でなぜこれかは分かりませんが、バルーンアートなプードルさんが威厳を放ってます。 |
ファブリックは今流行りのニット物では無いです。
オリジナルのメッシュと比較するとゴールドの網目が見えるようになっていたり、豪華な仕立て。スペシャルモデルである事を良い感じに強調されてるなーと。
ホワイトxゴールドの組み合わせはとても上品に見えてやはり良いですね。
中〜後足部にかけてのマテリアルも、お犬様大好きなボーンがクロス入っていたりかなり芸が凝ってます。
アウトサイド。 巻き上がったゴールドのシャンクが更にワンポイント。 |
インサイドはシンプルながら、ミッドソール巻き上げが有って良い造形だなと個人的には思ってます。 |
ところでPEAKサーフェスってどの部分なんですか? |
中〜後足部周りのファブリックとの切り替わり部分がC-arcというデザインらしく、これはスポーツカーモチーフ(たしかブガッティ・シロン)+機能的にこういった形状を取っていたとかいないとか。
更にぶっちゃけてしまうと、この構造が効いてるか?と言われると「正直分からない。」としか言えないです…。
…まぁそういう訳なので、シンプルに現物ベースで書いてみます。
マテリアル類は前述の通りで、内部の構造はベーシックなスリーブ構造。
スリーブとアッパーの間はナイロンバンドが通ってる構造。(Flight Web的な)
最上段のレースホール以外はこのナイロンバンドを締め付ける構造。
ヒールの左右をシャンク&巻き上がったミッドソールでサポート。
ざっくり書くとこんな感じかなと。
オーソドックスと言っても過言無い、インナースリーブ構造。 |
スリーブとアッパーの間にナイロンバンドが通ります。 |
最上段のレースホール以外は、このナイロンバンドを締め付ける構造。 |
前回US8.5(26.5cm相当)で相当きつかったことも有り、今回はUS9.5(27.5cm相当)を買ってみたんですけど…ぶっちゃけちょっと大きかった感は否めないです。
ただ、色々なサイトを探したものの、この中間のサイズって見つからないんですよね…。
これは、恐らく前にエントリー書かせてもらった理由もあってだと思うんですけど、
”Tony Parker V”のラストをEURサイズで表すとUS8.5がEURで言う41号、US9.5がEUR 42号に相当する為ではないかと。(もしこの中間サイズが見つかったら教えて欲しい位。)
こういった背景から見ると恐らく「自分にピッタリのサイズ!」を見つけるのは正直難しいと思います。
もしどうしても履きたいモデルがある場合は一工夫が必要かもしれないです。(自分はソックス2枚で調整しました。)
それはさて置き、シューズ自体のロックダウン&サポート。
まずヒールパッドはシッカリ厚みのあるクッションがインストールされていて、納まり・抜け感共に個人的には良好。
左右からのサポート&硬めのヒールカップも相まって、左右ブレも少ないです。
前〜中足部のホールド感はもう一歩と表現したく。
”少し大きめ”のサイズというファクターももちろん無いわけではないですけど、それにしても左右のナイロンバンドを締めてるにしてはロックダウンサポートがもう一歩欲しいかなーと感じた次第。
これは恐らく、ナイロンバンドの上側をアッパーに縫い付けてしまってるのが一つの要因かと。
ここを固定せずに、締め上げにリニアに反応してくれたら更に良かったのかなーと。
ヒール周りのパッドはボリューミーで、ちゃんと踵に引っかかってくれます。 |
ヒール裏側に”TP”ロゴ。 これはさておき、シッカリとしたヒールカップで左右ブレも少ない。 |
ナイロンバンド部。 他のシューズにも言えますが、この構造を採用するのであれば固定しない方が更にフィット感が良い様な…。 |
まず第一にシッカリとした厚みのあるインソール。
そういえば、ここ最近こういったアプローチって意外と珍しいかもしれません。
「クッション性を担うのはミッドソールでしょ!」として、インソールは足裏のフィッティング調整に(低反発素材を用いて密着感を上げたり)用いてるのがここ最近のトレンドだと思うんですけど、積極的にクッション性向上に振ってますね。(Howardモデルも同じものが利用されてるので、恐らくメーカー的に。)
インソール下、フォアフットとヒール部直下はヘキサゴンパターンのカットが入っていて、厚みがありながら屈曲性を邪魔しない様になってます。
インソール表面。 YOTDらしく、ドッグフードプリントと”WOOF!!”の文字。 これは英語圏での犬の鳴き声を表しているもよう。 |
インソール裏面。 フォアフット&ヒール下にヘキサゴンなカットが入っており、 屈曲性の邪魔にならないように形成されてます。 |
トランスルーセントなアウトソールから透けて見える、色が違ってる部分がそれですね。
踏んだ感触としては、
親指〜拇指球下に配されてる黄色部分がかなり柔らかく、
その外側に配されてる赤い部分は、ベースと黄色の中間位の硬さ、と感じます。
それと併せて”P-BOOM”と言う拇指球下からアウトサイドのヒール側まで伸びるシャンクがいい味を出していて、一番力の掛かる拇指球下の力を上手く推進力に変換してくれてる感覚が有り、お陰で足への追従性は高いと感じます。
…ただ、個人的には諸々含めて「ちょっと厚めの乗り心地」と表現したく、フロアフィールラヴァーな自分としては、もう少しダイレクトな乗り味の方が好みです。
アウトソールはヘリンボーン基調のパターンで、爪先のアウトサイドとヒール部分は少し変則ヘリンボーン。
このヘリンボーンの変則感はRose 7やKD 7のパターンに少し似てる感じ。
肝心のトラクションはと言うと…驚愕するレベル。
根本的にラバーが良い&パターン的にもシッカリことも有り、今シーズン履いたシューズの中で間違いなくトップクラスと表現して過言無いかと。何より”粘り”が海外モデルの中でダントツ。
ホコリ多めのフロアでもシッカリ食いついてくれて、柔らかいながら埃が付着してからもシッカリとトラクションを維持してくれます。これには正直びっくり。
アウトソール全体。 ヘリンボーン基調のパターン。 …そして、毎回思う写真で分かり辛いカラーチョイス。 |
フォアフット拡大。 エリア訳されていて、インサイドは等間隔ヘリンボーン、アウトサイドは太さも含めての変則パターン。 裏側に透ける黄色と赤のミッドソールが異硬度のクッション性。 拇指球下の黒い部分がP-BOOMシャンクです。 |
インソール下にも気持ち程度のクッション材。 このあたりのフィニッシュの綺麗さも最近凄いなーと。 |
…とは言え、重量級のAJ 32 Low(26.5cm/444g)よりは軽いです。
ローカットでこの重量感は、ここ最近のadidasモデルに近い重量感ですかね。
ということで、以下の様に評価してみます。
フィット … 5/10
グリップ … 9/10
ベンチレーション … 6/10
クッション … 8/10
コスパ … 9/10
-----------------
ALL … 37/50
レビューとして書いたサイズが大きめだった事もあって、どうしてもフィット面の評価は低めに付けざるを得なかった訳なんですけど、ただ根本的に、マッチするサイズを見つける事すら出来なかったというのが凄く評価として難しいポイントでした。
(サイズとして出された41号はキツく、42号はゆるい…。)
もしかしたらこの中間サイズがあるのかもしれませんが、2足買ったところでギブアップ…。
もしこれがシッカリと足にマッチしたサイズ感であれば高評価を付けられたかもなーと考えると、正直悔しいところです。(恨まれるリリースされたサイズ&自分の足)
(サイズとして出された41号はキツく、42号はゆるい…。)
もしかしたらこの中間サイズがあるのかもしれませんが、2足買ったところでギブアップ…。
もしこれがシッカリと足にマッチしたサイズ感であれば高評価を付けられたかもなーと考えると、正直悔しいところです。(恨まれるリリースされたサイズ&自分の足)
それはさて置き、初のPEAKモデルだった訳ですが、本当にここ最近のアジアモデルは侮れない程の完成度を持ってるなと、改めて感じた1足でした。
尖ったパフォーマンスまでは今一歩ですが、必要十分の機能を有して尚価格が安い。
正直個人的には十二分だと感じています。
ただ、このモデルに関してだけ一言だけ言わせてもらいたい!
もし、このシューズを欲しい方がいらっしゃった場合、個人的にはYOTDモデルでは無くレギュラーモデルをおすすめしたいかなーと。
と言うのは、YOTDモデルとレギュラーモデルでアッパーがそもそも違い、レギュラーモデルはメッシュ系のフレキシビリティの高いマテリアル仕様なので、フォアフット部の柔軟性や軽量性等を考えて、恐らくパフォーマンスとしてはレギュラーモデルの方が結果的に満足度が高いかなと個人的には感じました。
このあたりも踏まえて、もしサイズが合いそうであればお安いので是非1度チャレンジして貰いたいと思える1足でした。
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