慣れるまで小指痛かった…。
試着した当時はまさか買うと思わんかったです…。
いやーどう考えてもこの小指位置のレースポイントは痛くなると思ってまして…。
(まぁ現に痛くなった訳なんですけどね…。)
でも先日の巡回(シューズ好き有る有るですよね?ですよね??…あれ。。。)で再開したこのカラー。
改めて足入れした感じ「あれ?これはもしかして行けるのでは?」となってしまった以上、やっぱり実戦投入してみたくなってしまうのは性ですね…。
はい!というわけで今回はInstagramを使いたてのよちよち状態で投稿した通り、”Under Armour Spawn Low”をレビューしてみようと思います。
何よりこのカラーに一目惚れしてしまったのもありますし、痛み予測より興味が勝ってしまいました。
そういやこれの正式名称は果たして一体どれなんでしょう?
公式でもスポーン ローやらスポーン アナトミックスやら全然統一されていないので、わからんのですはい。
今回選んだカラーはホワイトベースにグレーのシースルーを組み合わせたシンプルな配色。
やっぱホワイトもグレーも好きなんですよねぇ…。なんででしょう…。
ではまず外観から。
前作はあの奇抜なデザインで有名だったAnatomix Spawn。
シリーズは2作目までリリースしましたがそれ以降はリリースされず、月日は経ち5年程の期間を得て昨年Respawnしました。Spawnなだけに。(違
オリジナルのAnatomix Spawnはミッドとローの2カットをラインナップしてたんですけど今作はローカットのみになってしまいました。
にしてもデザインが随分おとなしくなりましたね…。
オリジナルのエッセンスは皆無、全くの別物と言って過言無い気がするんですが…。
もうちょっと継承してくれても良かった様な…。
これはこれで個人的には好きなんですけどね…。
話を戻します!構造はハーフスリーブ。
スリット入りのメッシュスリーブにTPUフィルムとPUメッシュを重ねる事で、サポートと剛性を確保しているとのこと。
見た感じとても華奢に見えたんですけど、そこそこ厚めのベーススリーブのおかげで根本的に結構しっかりしたフィーリング。
加えてTPUフィルムとPUメッシュは伸びに対して有効なマテリアルで、レースアップした時にしっかりと足をホールドしてくれます。…ただレースホールが特殊なこともあって、テンションをうまく掛けるのにコツが必要です。
具体的には基本的に外側から内側のホールを抜けてレースを通してあるので、紐をクロスしながら引っ張ると簡単に締める事ができます。普通にまっすぐ上に引っ張るとこれがなかなか締まらないんです…。
ラストはHOVR Havocに似てるかなーと個人的には感じます。他の海外ブランドと比べると横はほんの少し広め。
故に26.0cmだと自分には横が広すぎてしまう為、ハーフダウンの25.5cmとなりました。
ただ前述の通り最下段のレースポイントがあれですので、そこの兼ね合いも含めて試着した上でチョイスされることをオススメします。必須です。
フィットに関して特に面白いと感じたのはヒール外側の押さえ込み。
試着時点でこの辺りのフィーリングがかなり良さそうだったので購入したのも有ります。
何が良いってこの”高さ”と”硬さ”。
ローカット…文字通り低いカットのモデルはどうしてもヒールを抑え込むのが各メーカー苦労するポイントなのかなと。
特に横方向のブレはヒールカップやヒールカウンターを用いたとしてもどうしてもミッドカットに届いていないというのが個人的感想です。
ただこのモデルではそれをあまり感じることが有りませんでした。
恐らくこれは他のローカットモデルに比べて踝横のカットを高めに設定している事・ミッドソールを巻き上げてる事・意図的に内側に括れさせている事の3つの効果かなと。
履いた直後に感じることができるんですけど、踵外側、特に踝下部分のフィット感の高さを感じて貰えるかと。
これがプレイしていると結構絶妙で、アッパーに対して少し広めのソールユニットも相まって裏側に下がるディフェンスのステップで踏ん張りが効いてくれました。
インソールはココ最近のトレンドな低反発系の素材。
厚みはそこまで無く立体的でもないですが、足底の隙間を埋める役割としてはやはり有効ですね。
ただ形状通りアーチサポートは粗無いので、アーチ高めの方は別の物と合わせる方が良いかと。
あ、ちなみにヒール部分のプリントは某メーカーのように禿げる事は無く、未だにキレイな状況を保っています。
ミッドソールは前述の通りMicro G。
久々のMicro Gですがこんなフィーリングでしたっけ???っていう感覚でちょっとビビってます。レスポンシブでいて衝撃吸収性も高い。
特にフォアのステップにおけるコントローラビリティの高さがすごく印象に残ってます。特にステップバックの際に強く感じました。
ここ最近のフォームマテリアルの中で一番好みでした。
唯一特徴的なのがこのウェーブパターンのアウトソールかと。
パターン毎に高さが違っているというかなり凝った作りになっており、背の高いパターンが潰れることでグリップ力が増すことを狙った作りかと。
肝心のトラクションはというとラバー自体が根本的に柔らかいのもあってかなりのグリップ力。…ただ、ちょっとホコリは広い安い方な気がします。
テストするには割と丁度良い時期に履けたと思うんです。
序盤はまだ寒い時期でフロアコンディションもあまり良くない状況。今は湿度が高く粘りが強く出る状況。
冬場のフロアでは序盤こそかなり粘ってくれるもののコート1往復程でちょっと心許なくなってしまい、いま現状の気候であれば2往復~半辺りで掃除したくなる感じでした。
キレイなフロアで常にプレイできるのであれば恐らくあまり気にならないレベルかもしれませんが、何分自分のプレイグラウンドはいろいろなフロアが有りまして…。
最後に重量。
25.5cmで328gで、これはGELHOOP V10の26.5cmと粗同じ重量でした。
シューレースで掴んでるポイントの差が有るので、体感的には若干こちらの方が重く感じました。まぁあっちはミドルカットですし…。
試着した当時はまさか買うと思わんかったです…。
まさかここで会えると思わんかったっす— Brank a.k.a. ジャンプマンフライ (@Brank_jikoman) 2019年3月21日
サイズ感はCurry6と同じくらい
サイズ間違わなければ言われてた程踵は遊ばなかったっす
...ただ、根本的な問題で、自分はアウトサイドの巻き上がり部分が痛くなりそうなので厳しいっす;
返り弱めのフレキシブルシューズなのでKobe系好みの人には合うと思うっス pic.twitter.com/xDhAPM5njX
いやーどう考えてもこの小指位置のレースポイントは痛くなると思ってまして…。
(まぁ現に痛くなった訳なんですけどね…。)
でも先日の巡回(シューズ好き有る有るですよね?ですよね??…あれ。。。)で再開したこのカラー。
改めて足入れした感じ「あれ?これはもしかして行けるのでは?」となってしまった以上、やっぱり実戦投入してみたくなってしまうのは性ですね…。
はい!というわけで今回はInstagramを使いたてのよちよち状態で投稿した通り、”Under Armour Spawn Low”をレビューしてみようと思います。
何よりこのカラーに一目惚れしてしまったのもありますし、痛み予測より興味が勝ってしまいました。
そういやこれの正式名称は果たして一体どれなんでしょう?
公式でもスポーン ローやらスポーン アナトミックスやら全然統一されていないので、わからんのですはい。
今回選んだカラーはホワイトベースにグレーのシースルーを組み合わせたシンプルな配色。
やっぱホワイトもグレーも好きなんですよねぇ…。なんででしょう…。
ではまず外観から。
前作はあの奇抜なデザインで有名だったAnatomix Spawn。
シリーズは2作目までリリースしましたがそれ以降はリリースされず、月日は経ち5年程の期間を得て昨年Respawnしました。Spawnなだけに。(違
オリジナルのAnatomix Spawnはミッドとローの2カットをラインナップしてたんですけど今作はローカットのみになってしまいました。
にしてもデザインが随分おとなしくなりましたね…。
オリジナルのエッセンスは皆無、全くの別物と言って過言無い気がするんですが…。
もうちょっと継承してくれても良かった様な…。
これはこれで個人的には好きなんですけどね…。
サイドシルエット。 アナスポ感は…無い様な…。 敢えて奇抜と言えるのは巻き上がったアウトソールと底に位置したレースループかと。 |
インサイドは更にシンプル。 なんかちょっとポてっとしたシルエットに見えますね。 |
タンに”anatomix”のロゴ。 インソールにも書いてありますけど、アナスポと呼べるのはこのロゴくらいしか無いかなと…。 |
スリット入りのメッシュスリーブにTPUフィルムとPUメッシュを重ねる事で、サポートと剛性を確保しているとのこと。
見た感じとても華奢に見えたんですけど、そこそこ厚めのベーススリーブのおかげで根本的に結構しっかりしたフィーリング。
加えてTPUフィルムとPUメッシュは伸びに対して有効なマテリアルで、レースアップした時にしっかりと足をホールドしてくれます。…ただレースホールが特殊なこともあって、テンションをうまく掛けるのにコツが必要です。
具体的には基本的に外側から内側のホールを抜けてレースを通してあるので、紐をクロスしながら引っ張ると簡単に締める事ができます。普通にまっすぐ上に引っ張るとこれがなかなか締まらないんです…。
ラストはHOVR Havocに似てるかなーと個人的には感じます。他の海外ブランドと比べると横はほんの少し広め。
故に26.0cmだと自分には横が広すぎてしまう為、ハーフダウンの25.5cmとなりました。
ただ前述の通り最下段のレースポイントがあれですので、そこの兼ね合いも含めて試着した上でチョイスされることをオススメします。必須です。
狭くて広げ切れない…。 ハーフスリーブ構造です。 スリーブはシッカリ厚め。 |
特徴的なシューレースライン。 特に最下段のフィッティングが肝になってこようかと。 |
試着時点でこの辺りのフィーリングがかなり良さそうだったので購入したのも有ります。
何が良いってこの”高さ”と”硬さ”。
ローカット…文字通り低いカットのモデルはどうしてもヒールを抑え込むのが各メーカー苦労するポイントなのかなと。
特に横方向のブレはヒールカップやヒールカウンターを用いたとしてもどうしてもミッドカットに届いていないというのが個人的感想です。
ただこのモデルではそれをあまり感じることが有りませんでした。
恐らくこれは他のローカットモデルに比べて踝横のカットを高めに設定している事・ミッドソールを巻き上げてる事・意図的に内側に括れさせている事の3つの効果かなと。
履いた直後に感じることができるんですけど、踵外側、特に踝下部分のフィット感の高さを感じて貰えるかと。
これがプレイしていると結構絶妙で、アッパーに対して少し広めのソールユニットも相まって裏側に下がるディフェンスのステップで踏ん張りが効いてくれました。
ヒールのパッドは形状・材質含めてオーソドックス。 ただし…。 |
この絞り込まれたシルエットと巻き上がったミッドソールにより、 踵外側の押さえ込みがこのモデルの特色かなと。 少なくとも自分としてはここにセールスポイントを感じました。 |
巻き上がったミッドソール部分にはMicro Gのサイン。 |
厚みはそこまで無く立体的でもないですが、足底の隙間を埋める役割としてはやはり有効ですね。
ただ形状通りアーチサポートは粗無いので、アーチ高めの方は別の物と合わせる方が良いかと。
あ、ちなみにヒール部分のプリントは某メーカーのように禿げる事は無く、未だにキレイな状況を保っています。
インソール表面。 うん、普通なんです。 ファブリックでちょっと滑りはしますけど、靴内部で遊びが有るわけではないので そこまで問題には感じませんでした。 |
裏面。 低反発のフォーム系マテリアル。 課題が有るとしたら個人的にはこちらで、もう少し立体的な方が足裏のフィット感は増したのかなと。 |
久々のMicro Gですがこんなフィーリングでしたっけ???っていう感覚でちょっとビビってます。レスポンシブでいて衝撃吸収性も高い。
特にフォアのステップにおけるコントローラビリティの高さがすごく印象に残ってます。特にステップバックの際に強く感じました。
ここ最近のフォームマテリアルの中で一番好みでした。
唯一特徴的なのがこのウェーブパターンのアウトソールかと。
パターン毎に高さが違っているというかなり凝った作りになっており、背の高いパターンが潰れることでグリップ力が増すことを狙った作りかと。
肝心のトラクションはというとラバー自体が根本的に柔らかいのもあってかなりのグリップ力。…ただ、ちょっとホコリは広い安い方な気がします。
テストするには割と丁度良い時期に履けたと思うんです。
序盤はまだ寒い時期でフロアコンディションもあまり良くない状況。今は湿度が高く粘りが強く出る状況。
冬場のフロアでは序盤こそかなり粘ってくれるもののコート1往復程でちょっと心許なくなってしまい、いま現状の気候であれば2往復~半辺りで掃除したくなる感じでした。
キレイなフロアで常にプレイできるのであれば恐らくあまり気にならないレベルかもしれませんが、何分自分のプレイグラウンドはいろいろなフロアが有りまして…。
唯一奇抜かなーとおもうアウトソールパターン。 ウェーブ基調の…なんか断層みたいですね。 |
パターンアップ。 フォアアウトサイドの切り抜きとかやはりアナスポ!って感じしますけど、 初代の肉球と比べるとそれでも大人しいかなーと。 |
パターンを横から。 ちょっと分かりづらいですけど、書くパターンの高さを変えてある凝った作り。 |
25.5cmで328gで、これはGELHOOP V10の26.5cmと粗同じ重量でした。
シューレースで掴んでるポイントの差が有るので、体感的には若干こちらの方が重く感じました。まぁあっちはミドルカットですし…。
ということで、以下の様に評価してみようと思います。
フィット … 8/10
グリップ … 8/10
ベンチレーション … 8/10
クッション … 9/10
コスパ … 10/10
-----------------
ALL … 43/50
うん、自分にはとても良かったです。癖が無く乗りやすい。
そしてクッションの特性が何より素晴らしい!!!
ただ、うーん、まずこのプロダクトは上でも触れましたがSpawnの名を冠してはいますが”Anatomix Spawn”の系譜とは全く別のラインだと自分は感じました。
デザインとかは正直どうでも良く、根本的乗り味・根本の部分で全くの別物と考えています。
上では触れてませんが、ソールのバランスは”粗フラット~弱後傾”。それでいてローカット。この乗り味と安定性の高さから個人的に一番近いなと感じたのは”Kobe XI”でした。というか正にそれに感じました。
J.EmbiidによってSpawnの復活となったとのことですが、本人履かないですし前契約はadidasなのでどういった経緯でこういう特性となったかまでは掴めませんでしたが、個人的には結構意識してるんじゃないかなーと感じたのが本音です。
結論としてはとても履きやすくローカットとしても完成度が高い、そして安い!と三拍子そろったモデルでした!
…と、両手離しで喜べればよかったんですけど流石にそんな上手い話しはなく。
ここでもうちょっと深掘りしてお伝えさせて貰います。
何よりこのモデルのウィークポイントは”耐久性”になろうかと。
Twitterでアウトソールが欠けた写真をアップさせて貰いましたが、ぶっちゃけこれはそこまで問題じゃないんです。(接地するのはそこだけじゃないんで)
クリティカルなのはヒールパッド。ここは本当に気をつけてください。
ハーフスリーブとはいえ開口部はあまり広く無く若干足入れはし辛い方。(流石にフルスリーブのモデルよりはマシですが)
故にヒールパッドを潰してしまい易いんですが、ここがこのモデルの肝でもあるのでしっかりと広げて足を入れる事推奨です。
ここが潰れてきてしまうと最大の特徴だったヒールの押さえ込みもひっくるめて一気にフィット性が低下してしまうのが悲しいところ…。
自分も気をつけて利用してたのですが、10回目超えた辺りから大分怪しくなってきて、15回目程にはプアになってしまいました…。
そんなわけで、自分の中では現時点で主戦力から外さざるを得ない状況に…。
もう少し保ってくれればオススメできるモデルなんですけどね…。スエキスエゾーみたいだ…。(分かる人にしか分からない話題…。そして古い…。)
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