第3段!
これが終われば「ちょっとだけ気になる」2足をお伝えできるかも。
…とはいえ、これも実は海外では結構評価高いモデルだったり…。
というわけで、今回は”Nike Precision 3”をレビューしてみます。
「なにこれ?」
いや、わかります。
Nike バスケットボールシューズの中でも最廉価モデルのシューズですのでご存知なくて当然です。
ういえばなんでかここに来てNikeはいきなり低価格ラインの拡充を図ってるんですよね。Air Versitileシリーズ然り、Air MAX Infuriateシリーズ然り。
(これまではこのラインにZOOM Evidenceシリーズがいたのですが、このせいでちょっと中途半端な価格に…。Zoom Air、単価高いんですかね??とはいえMAX Airが安いとは思わないですが…。)
はい、というわけで70$のNikeにおける最廉価なシューズはどんな感じなのでしょう?
では早速!!!
…の前に実はですね、この”Precision”シリーズ、2まではAirを搭載してました。
「ました。」です。つまり、3になりこのシリーズは”Air”すら搭載されなくなりました…。つまりは更にコストカットにあったわけですね…。
でもいいんです!
ぶっちゃけこの3のほうがエクステリアとしては格好良いと思ってますので、それだけで自分には買いだったので!
さぁ、パフォーマンス含めてどんなものなのか見ていって見ましよう!
今回チョイスしたのはウルフグレーとホワイトの爽やかなカラーリング。
アウトソールは迷彩チックなマーブル、うん、とても良いと思います。
まずは外観から。
オーソドックスなミッドカットシルエット。
アッパー含めて装飾なんて一切無し。いや、いいんです。このシンプルなシルエットだからこそ。
アッパーは密度違いのメッシュを組み合わせ。
トゥ&ヒール部分は密度の濃いメッシュ、中~後足部にかけての粗目のメッシュ部分はパッド入。
トゥ部分、親指の上部に補強が入ってますが、本当にこれだけ。シンプルイズベスト。
今作はAIRも非搭載なことも有って、アイコニックな”AIR”の文字すらどこにもなし。
ヒール周りもスウッシュのみというシンプルさで本当に削ぎ落とされてるなーと。
さて本題に移ります。
「ぶっちゃけどうなんよ?」結局これに限ります。
まずフィット。
「正直、不満が粗ない」という評価に。
というのもの、前提条件としてこの低価格ラインは基本グローバルラスト。
(このラインまでEPでラスト起こし直してしまったらコスト掛かりますしね…)
ということで、基本は幅狭&トゥ薄仕様。
特に、パッド入の中~後足にかけてのパネルとトゥボックスを繋ぐ部分の接合部は独特のタイトさがあります。
細&薄足な自分はハーフダウン~マイサイズ程度で特に問題感じませんが、幅広・高足の方はまず入れることが難しいモデルかと…。
下手したら1.5cm程上げないと大分きつい状態になると思います。
ただ、一度入ってしまえば適度な密着感で足をしっかり抑えてくれる感覚。
アッパー自体がフレキシブルで足に沿いやすいというのも有ると思いますが、ギミック無しにこの密着感は自分としては素直に高評価でした。
内部は低価格ライン有る有るなスリッパブーティ。
…これって繋げるのにそんなにコスト掛かるのかな…。
ヒールパッドも正直凝ってはいないです。「厚みのあるクッションを入れました!」な造形。
それでも十分なボリュームが効いてか、ヒール上方向の引っかかりは大したもの。…ちょっと経たり早そうな材質ではありますが…。
外付けのヒールカウンターは無し。この辺りは正直ヒールカップだけで受けるには少し華奢に感じます。左右のブレに関してはもう一歩抑えてくれればもう少し高評価出せるなーと。…とはいえ忘れてました。これ、70$なんですもんね…。
では気になるソール周り!
インソールは、Kyrie Flytrap2やLebron Witness 3同様ノープリントで且つ気泡多めの薄めな材質。
…あ…れ???写真撮ってなかった…。orz
底材も他モデル同様ファブリックなもの。(これも撮ってなかった…)
まぁ、正直この辺りが与える影響というのは微々たるものでもありますので、ミッドソールへ!!!
ミッドソールは…おそらく射出成形のファイロンかと。
如何せん公式の説明が「弾力のあるミッドソール」しか書いてないのでわかんないんです…。
…え?以上ですよ?? 以上です。
と、言うわけで、Airも削られたこのミッドソールにおいて特筆すべき点は皆無なわけです。
でも!
むしろ個人的にはこれが高評価なポイントで、寧ろこれを好んで購入したと言っても過言なく。
フィーリングはご想像の通りレスポンシブ。その反面クッション性は最低限しかありません。
これは求めるフィーリングの違いで大分違ってきてしまうかと思いますが、自分にはこのダイレクトさが寧ろプラス要素なので。まさに”True Feel”。
入力に対して加も減も無い。そのままの力を返されます。
ミッドソールは全体的に薄め。ソールフィールも相まってフロアの感触はダイレクト。
それでいてアッパー周りのフィットがしっかりしてる事もあって、足運びの際にソール周りが”着いてくる”感覚を味わえるかと。
アウトリガーと呼ぶには小ぶりな張り出しもしっかりと機能しており、安定性もしっかり。(誤解の無いように、”足の動かし方なり”の安定感と評します。要は靴側が安定感をもたせる為の構造という作りでは無いという感じです。)
剛性的には、おそらくですがシャンクもなにもないフレキシブルなソール周り。
でもしっかり足裏に着いてきてくれのもあり、全然不安に感じない不思議。
特に中足部の着いてき方がかなり良好でそのまま足のアーチを利用できるので、この辺りの物足りなさを感じませんでした。
ただ1点だけ、どうしても解せないポイントが。
それは”反り”。
どうしてフォアに反りを入れてしまったのか…。
確かに前方向への足運びは軽量になるんですが、ここまで自然な乗り味なのであればフラットにしてくれた方がもっとコントローラブルだったのになぁ、と…。
アウトソールはサークルとヘリンボーンの組み合わせ。
正直舐めてました。このモデルのラバー、本当に良くできてます。
かなり荒れたプレイグラウンドが多いし、季節的にも大分苦しいこの季節。
それでも一切スリップすることなくグリップしてくれてるのがびっくりです。
(ラバーの材質的には寧ろ固めな触り心地なんですが。)
最後に重量。
25.5cmで301g。計測してる中でも最軽量級。
まぁそらそうですよね。
ということで、以下の様に評価してみます。
これが終われば「ちょっとだけ気になる」2足をお伝えできるかも。
…とはいえ、これも実は海外では結構評価高いモデルだったり…。
というわけで、今回は”Nike Precision 3”をレビューしてみます。
「なにこれ?」
いや、わかります。
Nike バスケットボールシューズの中でも最廉価モデルのシューズですのでご存知なくて当然です。
ういえばなんでかここに来てNikeはいきなり低価格ラインの拡充を図ってるんですよね。Air Versitileシリーズ然り、Air MAX Infuriateシリーズ然り。
(これまではこのラインにZOOM Evidenceシリーズがいたのですが、このせいでちょっと中途半端な価格に…。Zoom Air、単価高いんですかね??とはいえMAX Airが安いとは思わないですが…。)
はい、というわけで70$のNikeにおける最廉価なシューズはどんな感じなのでしょう?
では早速!!!
…の前に実はですね、この”Precision”シリーズ、2まではAirを搭載してました。
「ました。」です。つまり、3になりこのシリーズは”Air”すら搭載されなくなりました…。つまりは更にコストカットにあったわけですね…。
でもいいんです!
ぶっちゃけこの3のほうがエクステリアとしては格好良いと思ってますので、それだけで自分には買いだったので!
さぁ、パフォーマンス含めてどんなものなのか見ていって見ましよう!
今回チョイスしたのはウルフグレーとホワイトの爽やかなカラーリング。
アウトソールは迷彩チックなマーブル、うん、とても良いと思います。
まずは外観から。
オーソドックスなミッドカットシルエット。
アッパー含めて装飾なんて一切無し。いや、いいんです。このシンプルなシルエットだからこそ。
アッパーは密度違いのメッシュを組み合わせ。
トゥ&ヒール部分は密度の濃いメッシュ、中~後足部にかけての粗目のメッシュ部分はパッド入。
トゥ部分、親指の上部に補強が入ってますが、本当にこれだけ。シンプルイズベスト。
今作はAIRも非搭載なことも有って、アイコニックな”AIR”の文字すらどこにもなし。
ヒール周りもスウッシュのみというシンプルさで本当に削ぎ落とされてるなーと。
アウトサイド。 本当にシンプルなシルエット。 |
アウトサイド。 割とシンメトリーな配置。 いや、本当にこのシンプルな配置嫌いじゃないんです。 |
ヒールのスウッシュ。 デザインとしては本当にこれだけ。 |
「ぶっちゃけどうなんよ?」結局これに限ります。
まずフィット。
「正直、不満が粗ない」という評価に。
というのもの、前提条件としてこの低価格ラインは基本グローバルラスト。
(このラインまでEPでラスト起こし直してしまったらコスト掛かりますしね…)
ということで、基本は幅狭&トゥ薄仕様。
特に、パッド入の中~後足にかけてのパネルとトゥボックスを繋ぐ部分の接合部は独特のタイトさがあります。
細&薄足な自分はハーフダウン~マイサイズ程度で特に問題感じませんが、幅広・高足の方はまず入れることが難しいモデルかと…。
下手したら1.5cm程上げないと大分きつい状態になると思います。
ただ、一度入ってしまえば適度な密着感で足をしっかり抑えてくれる感覚。
アッパー自体がフレキシブルで足に沿いやすいというのも有ると思いますが、ギミック無しにこの密着感は自分としては素直に高評価でした。
内部は低価格ライン有る有るなスリッパブーティ。
…これって繋げるのにそんなにコスト掛かるのかな…。
ヒールパッドも正直凝ってはいないです。「厚みのあるクッションを入れました!」な造形。
それでも十分なボリュームが効いてか、ヒール上方向の引っかかりは大したもの。…ちょっと経たり早そうな材質ではありますが…。
外付けのヒールカウンターは無し。この辺りは正直ヒールカップだけで受けるには少し華奢に感じます。左右のブレに関してはもう一歩抑えてくれればもう少し高評価出せるなーと。…とはいえ忘れてました。これ、70$なんですもんね…。
スリッパ。 つなげてくれても良くない?? |
ボリューミーなヒールパッド。 しっかり踵を引っ掛けてくれます。 |
インソールは、Kyrie Flytrap2やLebron Witness 3同様ノープリントで且つ気泡多めの薄めな材質。
…あ…れ???写真撮ってなかった…。orz
底材も他モデル同様ファブリックなもの。(これも撮ってなかった…)
まぁ、正直この辺りが与える影響というのは微々たるものでもありますので、ミッドソールへ!!!
ミッドソールは…おそらく射出成形のファイロンかと。
如何せん公式の説明が「弾力のあるミッドソール」しか書いてないのでわかんないんです…。
…え?以上ですよ?? 以上です。
と、言うわけで、Airも削られたこのミッドソールにおいて特筆すべき点は皆無なわけです。
でも!
むしろ個人的にはこれが高評価なポイントで、寧ろこれを好んで購入したと言っても過言なく。
フィーリングはご想像の通りレスポンシブ。その反面クッション性は最低限しかありません。
これは求めるフィーリングの違いで大分違ってきてしまうかと思いますが、自分にはこのダイレクトさが寧ろプラス要素なので。まさに”True Feel”。
入力に対して加も減も無い。そのままの力を返されます。
ミッドソールは全体的に薄め。ソールフィールも相まってフロアの感触はダイレクト。
それでいてアッパー周りのフィットがしっかりしてる事もあって、足運びの際にソール周りが”着いてくる”感覚を味わえるかと。
アウトリガーと呼ぶには小ぶりな張り出しもしっかりと機能しており、安定性もしっかり。(誤解の無いように、”足の動かし方なり”の安定感と評します。要は靴側が安定感をもたせる為の構造という作りでは無いという感じです。)
剛性的には、おそらくですがシャンクもなにもないフレキシブルなソール周り。
でもしっかり足裏に着いてきてくれのもあり、全然不安に感じない不思議。
特に中足部の着いてき方がかなり良好でそのまま足のアーチを利用できるので、この辺りの物足りなさを感じませんでした。
ただ1点だけ、どうしても解せないポイントが。
それは”反り”。
どうしてフォアに反りを入れてしまったのか…。
確かに前方向への足運びは軽量になるんですが、ここまで自然な乗り味なのであればフラットにしてくれた方がもっとコントローラブルだったのになぁ、と…。
アウトソールはサークルとヘリンボーンの組み合わせ。
正直舐めてました。このモデルのラバー、本当に良くできてます。
かなり荒れたプレイグラウンドが多いし、季節的にも大分苦しいこの季節。
それでも一切スリップすることなくグリップしてくれてるのがびっくりです。
(ラバーの材質的には寧ろ固めな触り心地なんですが。)
アウトソール全体。 マーブル見ずらいな…。 |
サークルとヘリンボーンの複合パターン。 グリップ力はかなり高いです。 |
25.5cmで301g。計測してる中でも最軽量級。
まぁそらそうですよね。
ということで、以下の様に評価してみます。
フィット … 7/10
グリップ … 9/10
ベンチレーション … 8/10
クッション … 4/10
コスパ … 7/10
-----------------
ALL … 35/50
ええと、正直に見る人によって「価格以下」と映るか「価格以上!」と映るかが真っ二つに分かれる靴かと。
個人的には後者です。間違いなく。
全てにおいて「必要最低限」。いや、これで全然良いと個人的には思ってます。
故に”Cheap”です。つまりこのCheapをどう捉えるか?といというのがこの靴の評価の肝かと。
糞みたいな表現しますが、”限りなく削ぎ落としました!”というプロダクトコンセプトというのはAJ34と同じアプローチな訳ですがコストの掛け方もプライスも真逆な訳です。(無論パフォーマンスもかなり違うわけですが、それは一度置いておきます。)
これら同じコンセプトに置いて「どこに比重を持ちますか?」と改めて問われた様に自分は感じられ、それを踏まえたうえで有りかなと。
ただ一つだけお伝えするならば、クッション性を求める方には全くオススメしません。
ただ逆に”クッション性に振り回されてませんか?”とも問いたい。
これは割と「足の使い方」の要素にも通じますので。(全否定する訳では全く無いです。)
という感じで、もし興味がある方はもしかしたらジャイアント・キリングありえるかもしれない1足かもと感じますので、見かけた際にまず試着から試してもらえればと。
何より、この軽さ故のステップワークの軽快さは十分な武器になろうかと。
最後に改めて、万人には全くもってオススメしません。入門としてもオススメしません。
でもハマる人にはハマる、そういうプロダクトでした。ごちそうさまでした。
個人的には後者です。間違いなく。
全てにおいて「必要最低限」。いや、これで全然良いと個人的には思ってます。
故に”Cheap”です。つまりこのCheapをどう捉えるか?といというのがこの靴の評価の肝かと。
糞みたいな表現しますが、”限りなく削ぎ落としました!”というプロダクトコンセプトというのはAJ34と同じアプローチな訳ですがコストの掛け方もプライスも真逆な訳です。(無論パフォーマンスもかなり違うわけですが、それは一度置いておきます。)
これら同じコンセプトに置いて「どこに比重を持ちますか?」と改めて問われた様に自分は感じられ、それを踏まえたうえで有りかなと。
ただ一つだけお伝えするならば、クッション性を求める方には全くオススメしません。
ただ逆に”クッション性に振り回されてませんか?”とも問いたい。
これは割と「足の使い方」の要素にも通じますので。(全否定する訳では全く無いです。)
という感じで、もし興味がある方はもしかしたらジャイアント・キリングありえるかもしれない1足かもと感じますので、見かけた際にまず試着から試してもらえればと。
何より、この軽さ故のステップワークの軽快さは十分な武器になろうかと。
最後に改めて、万人には全くもってオススメしません。入門としてもオススメしません。
でもハマる人にはハマる、そういうプロダクトでした。ごちそうさまでした。
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