Jordan Why Not Zer0.1 Low レビュー

レビュー出すには大分遅くなってしまいました…。
すでに興味がある人がいるかわかりませんが、履いてしまったら最後書かずにはいられない性分ですので、今回はこちらをご紹介してみようと思います!

あ、ちなみにこれが自分にとっては一番苦戦したモデルでした!w

というわけで、今回は”Jordan Why Not Zer0.1 Low”をレビューしてみようと思います。

そういえば、0.2はローカットが出てきませんでしたね…。
似たスタイリングなZero Gravityというモデルは有りましたが、あれは全然別物でしたし、今後はローカットやらないのかな…。
まぁ正直、この0.1も”ローカットではない”とは思っておりますが…。では早速!

今回のカラーはベージュをベースにブラックとピンクを組み合わせたカモフラージュカラー。
実はこれ、先日Instagramにアップさせてもらったのですが、同色がGSにもラインナップされており、ペアにしたくこのカラーをチョイスした次第です…。なんかごめんなさいい;。


というわけで、まず外観から!
基本的なシルエットはミッドカットと殆ど変わらないんですよね。アンクルストラップ取っ払ってしまえばローカット出来てしまう様な…。

強いて言うなら、ブーティーのヒール部分の高さが若干低い位でしょうか?

アウトサイド。
インサイド。
うん、触れるところが無いくらい”Why Not”なんです…。
一応同じアングルのこちらも置いといてみます。
うん、やっぱりあまり変わらない…。
シュラウドのカモフラージュはとても素敵。
ただ、ジャンプマンもカモフラージュしてしまってる…。
さてさて、何を隠そうこのモデルの一番難しいポイントは”フィット”でした。
上記の通りどうしてもこれを履きたかったのですが、結論から言うと

「諦めました!」

いやーダメでした…。決してシューズ自体が悪いというわけじゃないんですけど、根本的に想定されてるラストと自分の足が合わなかったのです…。
実をいうと、なんとかして履く為に3サイズに渡って深追いしてみるという所業もしてみました…。

さて何がどうだったかというと、

①マイサイズ(26cm)
縦が長すぎる…。自分の甲が低すぎるのか上から3段目・シュラウド部一番上のレースループが許容を超えて足を抑えられない…。(KD9 Elite現象…。)

②ハーフダウン(25.5cm)
縦はギリ許容範囲。ただ、シュラウド部の…(ry

③フルサイズダウン(25cm)
シュラウド部のレースループによる抑え込みは一番マシだが縦が短すぎる…。

という感じでどうにも合わず…。


いや、完全にピッタリ来るラストなんてそう無いと事は重々理解しております。
まぁだからこその調整幅だとは思うんですけど、けど、、、にしても特にこのモデルはラストの調整幅が狭いかなというのが正直なところで…。シュラウド付きだからこそ余計に。
せめて内部のレースループがJumpman Hustle位の幅まで広げて貰えればなんとか履けたのですが…。

この間隔が狭すぎて…。
…と、ここまで自分の足基準で酷評してますが、もし仮にこれが足に合ってたらと考えるとかなりフィーリング良さそうなのは感じられるんです。挽回したいという訳ではなく本当に。

まず根本的な部分で、このインナーブーティーに用いられているクッションがしっとりとしたフィーリングで足に馴染むんです。これはミッドカットモデルでも同じ仕様ですが。

…あ、そういえば触れ忘れてましたが、このWhy Not Zer0.1 LowはグローバルラストとPF・PFXが入り混じって国内展開されてます。(PFとPFXどちらかと言うのは怪しいですし、どっちがどうと言うのもぶっちゃけあまり判別出来てないんですが…。)
で今回はグローバルラストのモデルをチョイスしていますが、個人的にはやはりこれが当たりで横幅のフィーリングはミッドカットモデルよりも更に良くなりました。

如何せんミッドカットモデルを評価した時(PFX)よりも足が大分変化してしまってるのもありますが、それでもこのブーティーのフィーリングは個人的にはかなり好みです。

シュラウドも柔らかながらカナリしっかりなので、トゥーボックスがふにゃふにゃながら十分な剛性を持ってます。
(とはいえ、甲が低い自分はプカプカ浮いてしまうんですけどね…。)

あ、履き辛さも相変わらずです。

やわらか。
ヒール部分の圧縮成形されたファイロンによるヒールカウンターも健在で、この部分の横ブレは皆無。人によってはアキレス腱サイドまでサポートされるこの感覚を嫌う人もいるかも知れませんが個人的にはポジティブに映りました。
ヒールパッドもしっとりと抑えてくれ、収まりも良好。

Why Not Zer0.1といえばなこのヒール。
相変わらずかなりガッシリです。
ジャンプマン。
ヒールパッド。
しっかりと厚みも有りつつしっとりスペースを埋めてくれます。
Why Notといえばですが、この踝横のウィング。
このパッドも個人的には好みで、見た目的にもフィット的にも良好。
…でも、これのお蔭でこのモデルはローカットではなくミドルカットだと個人的には思っています。
他のローカットモデルに比べて1段高い位置までシューレースによるホールドがありますので…。

ちなみにこのウィングのハトメ、カラーによって若干仕様が違う様ですが、このカラーはただの貼り付けです。飛びます。お気をつけのほど…。

踝部分のウィング(とパッド)
低反発系のインソールも共通。違うのは両面テープの貼り方ぐらいで。
底材にクッション材を貼り付けてるのも同じ。

ファイロンベースにフルレングスZoom Airのセットアップも同じ…筈なんですが、個人的には今回の方がちょっと硬めに感じました。若干仕様が違う???

エアバッグの空気圧が少し高い様なフィーリングで、反発性が少し引き上がってるイメージ。そしてこれによって返りが少し早く感じます。気の所為なのかな…。
如何せんデータが無いので比較しきれないのがちょっともどかしいです。

個人的にはこの乗り味は結構好みで、エアの反発を上手く使いやすい良い塩梅だなーと。
ミッドカットのレビューで触れたようなダルさが無く、足運びしやすかったです。
欲を言えばバランスがフラットなので、もうちょっと前傾つけてくれた方が更にこの特性を使いやすかったかかなと。

インソール表面。
プリントも共通。
インソール裏側。
材質も同じかと。
「へぇ、両面テープって真っ直ぐだけじゃないんだ…」って思ったのは内緒。
底材の貼り付けも共通。
…なのに、フロアフィールは大分違う様に感じました。
アウトソールのパターンも一緒。

ただ、このモデルの方が若干グリップ力が高い様な?
ミッドカットモデルをレビューしたのが冬場、このモデルを購入したのが春なのでイコールコンディションとは言い難いですが、にしてもだいぶ違っていてフロアしっかり掴んでくれてる感が強かったです。

今回は大分時間が有ったので色々なフロアで試す機会が有りましたが、どのフロアでも不安無く踏んでいけるというのがこのモデルの感想でした。
スキール音が立たないのもミッドカット同様でしたけど、なんだろう、少し滑ってもコントロール出来る感じでトラクションが逃げ切らないって感じで…、うーん上手く表現出来ない。

例えるなら少し太めのタイヤを履いてるような安心感でした!
(結局伝わる人にしか伝わらない表現に…。)

アウトソール全体。
パターンは全く同一。
でもフィーリングが大分違う…。
同じアングルなんですけど…あれ?
フォア下の幅違わないっすか???
ラバーはパット見一緒なんですけど若干特性が違うような…。
「XDRだから。」で表現してよいかわからないポイントでした。
けどだいぶ違うフィーリングなんですよね…。
重量は26.0cmで378g。
せっかく3サイズもあるんで、全部測ってみましょう!
25.5cmで374g、25.0cmで371g。うん、でも個体差が有りすぎてあくまで参考値で…。
(25.5cmの右足が381gって出てビビった。)

重量的にはローカットモデルにしては中量級ってところでしょうか。ミッドカット版と比べると大分軽いです。
例えば同じサイズのCP3.XIが粗同じ重量。D.O.Nに至ってはコレより重いです。
adidasモデル、BOOSTが重いのは確かでしたがBOUNCEもちょい重めで、軽量化目線で見るとちょっと苦戦してるかなーって思いますです。…話が逸れたな。


ということで、以下の様に評価してみます。

フィット …  8/10
グリップ … 8/10
ベンチレーション … 4/10
クッション … 9/10
コスパ … 9/10
-----------------
ALL … 38/50

今振り返るとミッドカットの評価をあそこまで高めた理由がわからんすね…。定期で見直さないとだめだこりゃ…。

それは置いといてこのLow、個人的にはかなり良いモデルでした。あとはラストさえ合えば…。

ラストが合えば本当にヘビロテで使ってたと思います。特にソール周りのフィーリングがかなり好みで、ポンポン足を押し上げてくれる感覚がとても気持ちよかったです。
(足型を恨みます…。)

ヒール周りのフィリーングも個人差別れますが、これらをクリア出来るなら有りなモデル…といいつつもうすでにモデルは終盤に差し掛かりつつ有るのでこれから買おうという方も少ないと思いますが…。

もしサイズがあればすでにかなりディスカウトされてる状態と思いますので、気になった方はポチッとしても損はないかなと。
あ、でもくれぐれもサイズにはお気をつけの程…。

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