19−20シーズン オーバーオール

「バスケ出来ないし、ブログ書く事ないんだよなぁ…。」

…って思ってたんです。
(思ってたからカスタムを動画にしてみるとか盛大に遊んでいた訳なのです。)
でもよく考えたらこの時期に書かないといけないものを一つ忘れてたんですよね…。

そう!今回は表題の通り、シーズンオーバーオールを決定させてもらいます!

何を思ったか、”NBAのシーズンアウトにオーバオールを書く!”と決めているせいで、毎年末に皆様のSOTY(Shoes Of the Year)を横目に仲間外れ感をしみじみ感じながら過ごしております。うん、私も年末区切りにしようかな…。

でもシンプルな話、メインマーケットであり一番の本場アメリカのリリースラインナップを見るとPO合わせてこの辺りにケツを持っておきたいと考えてしまう天の邪鬼心…。
(とはいえ、Elite廃止以降は割とぐちゃぐちゃなスケジュールなのであまり気にしなくても良いのかもしれませんが…。)

はい、というわけで時期が来てますし、緊急事態制限解除によってバスケ復活の兆しも見えてきてますのでサラリと書かせて頂きます!
欲を言うと、Soonになってるモデルの中にも今シーズンモデルが含まれており、それらも全部履いた状態で総合評価したいのですが、すみません、今回ばかりはここまでに履けたモデルで選定させて下さい…。Soonモデルは来季の選考に回します…。

さて、今シーズンもレビューさせてもらった中でベスト3を選出させて貰いましたので、順にご紹介させて貰います!


第3位 … Under Armour HOVR Havoc 2



”フォーム系ソール最高の履き心地”

Curry 6から実践投入されたフルレングスHOVRミッドソール、自分が履いてきたフォーム系ミッドソールの中で文句なしに最強の特性で有ると思っています。
しっかりとした吸収特性を持ちつつ、独自のWEB構造でフォームを覆う事でフォーム自体の広がりを防ぎ反発へうまく変換され、割とびっくりする位のエネルギーリターンを体感出来るかと。(某社より”バンバン跳ねる”な訳です。)

前作ではヒール~ミッドに掛けての限定利用に限られてました(あれはあれでフォアフィールが好みではあったのですが)が、本作ではフラグシップであるCurry 6同様にフルレングス仕様に奢られた事でハイコストパフォーマンスを誇りました。(値引きもデカかったですが…。)

レビュー…というかラストや設計自体が自分の足に合わなく辛め評価となってしまいましたが、このソール周りだけでも体感する価値が十二分に有るものですし、そもそも自分の足が特殊な可能性がありますので、ぜひ店頭で見かけた際は一度で良いので足を通してみて下さい!

…でも、いくつか文句を書かせて貰うと、
・シュータンがみじけえええええ
・Embeedの靴、全然仕様がちげえええ

この辺り、どうぞ今後は宜しくお願い致します。(何


第2位 … adidas D.O.N Issue #1


正直に言ってしまいますが、特筆するようなパッケージングではありません。
構成としてはとてもシンプルで普遍的な組み合わせ。
それこそフラグシップラインのLIGHTSTRIKEやBOOSTフォームは奢られず、フルレングスBOUNCEフォームを使用したローカットモデル。

デザインこそ愛称の”Spida”をモチーフとしたスパイダーマンカラーウェイを多く展開してプロモーションされましたが、テクノロジー的に特筆すべきマテリアルが特にあった訳では無いです。(Disではありません、1stシグはマーケットが読めない以上これが普通だと思いますし、各社同様にこうしてます。)

では何故?

このモデルの肝はシンプルに完成度が高かった事に有ると自分は感じています。
まずここ最近のadidasモデル特有の変形・拡大されたソール形状によりフロアフィールの良さと高い安定性を誇り、少し厚めに奢られたBOUCEフォームによる吸収・反発性、それでいてとてもコントローラブルな特性は十二分にハイパフォーマーでした。

ここ最近のadidasラストは変に大きめで且つ細めなのでサイジングが難しいのが玉に瑕ではありますが、ラストが合う様でしたら満足度の高い1足になろうかと思います。

あえて言うなら価格変動幅広すぎて購入タイミングが読み辛い事…。
よっぽど気になっている場合はリリース直後でも良いのですが、一発のセールでグンと価格下げてしまうので、グッとこらえてセールまで待つのがおすすめの購入方法になろうと思います…。


第1位 … Nike Zoom Rize


文句無しの第一位。
長らく続き、フラグシップとして君臨し続けたHyperdunkシリーズが終焉したのは昨シーズンの大きなトピックの一つかと思います。

そんなHyperdunkシリーズの後継としてNikeからリリースされたのは”AlphaDunk”とこの"Zoom Rize"の2つのラインナップ。
どちらも共通して特徴的なハイカットシルエットを持っておりますが、前者はFlyknitやFlywireが奢られたハイライン、後者は合成EMを用いたミドルレンジラインとしてリリースという大きな性格の違いを持っています。

Alphadunkに関してはしっかり履けてもいませんので詳しく言及する事を避けさせて貰います。
なにせ、試着時点で合わなそうなのを感じてしまったのです…。
なのでZoom Rizeにフォーカスを合わせて書かせて頂きます。

このZoom Rizeの何が素晴らしいのか?

それはフォアに搭載されたZoom Air形状にあります。
前述2種のHyperdunk後継モデルは、これまでフォアフットに搭載されいたZoom Airバッグより遥かに広大な物が採用されました。それもどちらも新規設計。
Zoom Rizeに搭載されたZoom Airは特に形状が特殊で、フォアフット直下からアーチの外側に少し伸びる様な形状(言葉で表現するのが難しい…)の物が採用されており、これがシャンクの役割を果たすかの様に連動性を高めることに成功しています。(そして、それが容易に実感する事ができます。)
これがどう作用するか。シンプルに踏み込みレスポンスとジャンプに直に影響してきます。これだけを抜き出して見てしまうとこれまで履いてきたシューズの中でも最高クラスと自分は評したいくらいに、です。

無論これらを活かすためには最適なフィットである必要が有る訳でもありますが、どちらもグローバルラストでリリースされたのも個人的には高評価ポイントになっており…。(足幅広め・高めな方には厳しいラスト…。)
これらも総合すると、自分の中ではコスパ含めて文句無しに今シーズンのトップでした。

「万人にオススメか?」

これはちょっと難しく、上記特性を実現させる為かミッドソール周りが厚めに設計されていることも有ってフロアフィールのダイレクト感を求められる方だと運用が少し難しいかなと言うのは正直あります。
でもこの特性、一度試してみても損は無いと思いますよ!

強いて気になるのは、これら後継モデル、セールス的には苦戦してそうなんですよね…。
特に国内においてはデザイン的に不評であったり、グローバルラスト(自分はこっちにポジティブなんですけど!)でネガティブな様で、今後の存続が不安なところです…。
お願いします!続けて下さい!!!


というわけで、以上で19-20シーズンのオーバーオールとさせて頂きたいと思います。

Covid-19の影響でNBAもレギュラーシーズンの途中で中断されてしまっており、本当の意味でのシーズンオーバーオールが書けなかったのは本当に悲しいです…。
このシーズンは特に色々とテクノロジーやプロダクト変化もあり、それこそLIGHTSTRIKEフォームやOMN1Sのリリース拡大などの大きな動きが有った以上、これらもしっかりと触れた上で選定したかったという気持ちがあります…。(しっかりと調達もしてたのに…、というのもある。)

他のスポーツに置いても中止・延期が相次いでおり、全世界的に見ても暗い状況ではありますが、必ずこれを乗り越えて次のシーズンを迎えられる事がまずは先決であり、後ろを向いてても前には進めません!

少なからず今は皆さんが健康であること、そして何も気にせずにまた楽しめる様になる事を最善に頑張っていければと思いますし、これからも色々なシューズを出来る限りお伝えできればと思っております!

緊急事態宣言が解除されたとは言え自粛要請にレベルが下がっただけ、リスクが全部クリアになった訳ではありません。
まだ余談を許さない状況ではありますので、皆様が健康で思う存分楽しめる様になることを心から願っております!

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